手順は8ステップ。エラーに備え「保存」を活用
ここからいよいよ申請です。申請の手順は以下の8ステップ。順調に進めば20分程度ですが、途中でつまずくと結構な時間がかかってしまいます。今回は筆者がつまずいたポイントに重点をおいて、手順を紹介したいと思います。
オンライン申請の概要 | |
Step1 連絡先入力 | メールアドレス(もしくは電話番号)を入力 |
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Step2 申請者情報入力 | 名前、フリガナ、住所、性別、生年月日などを入力 |
Step3 申請情報入力 | 金融機関名、支店名、支店コード、口座番号、口座名などを入力 |
Step4 入力内容確認 | 入力内容を確認 |
Step5 添付書類登録 | 振込先口座の通帳やキャッシュカードなどの画像をアップロード |
Step6 書類確認 | 画像がアップされたかどうかを確認 |
Step7 電子署名付与 | パスワード入力後、マイナンバーカードを読み取り |
Step8 控えの保存 | 申請書の控えをダウンロード、もしくは登録したメールアドレスに送信(CSV / PDF) |
【記事修正】初出時、表組み内のStep8を「印刷・送信」としていましたが、「控えの保存」に修正し、内容を補足いたしました(2020年5月14日) |
これらの手順についてはマニュアルがあるので、最初に目を通しておくとスムーズです(該当PDF)。
この8ステップの中で筆者がつまずいたのは、Step2とStep7。そのほかのステップは順調に進んだので、手こずった2つのステップについて詳しく紹介します。
Step2の名前や住所などの個人情報は、マイナンバーカードを読み取ることで自動入力できます。そこで「マイナンバーカード読み取り」をタップしたのですが、「マイナポータル」アプリがインストール済みなのにもかかわらず、「マイナポータル」アプリのApp Storeへ移ってしまい、最初からやり直しになってしまいました。
筆者はこの過程を6回もやり直したのですが、「特別定額給付金」の「よくある質問」を読んで解消できました。このような事象はiPhoneでよく起こっているようで、以下の3つの対応で不具合が解消する場合があるとのこと。筆者は端末の再起動で解消することができました。
- 端末を再起動する。
- iOSを最新バージョンにアップデートし、数時間後に再試行する。
- マイナポータルAPを削除し、再インストールを実施する。
マイナンバーカードの読み取りはStep7でもあるので、Step2の段階でちゃんと読み取りできるかを確認しておくことは重要です。ただ、読み取り内容を反映するために入力するのは「券面事項入力補助用」の4桁のパスワード。これは住民票の写しや印鑑証明などをコンビニで取得する時、「マイナポータル」へのログインに必要なパスワードで、Step7で入力するものとは異なります。
このパスワードを3回連続で間違えると機能がロックされてしまうので、パスワードにやや不安のある人は、パスワード入力画面が出ることを確認したら、画面左上の「Safari」をタップして、Step2の画面に戻ることをおすすめします。Step2の項目は手入力で進めることも可能です。
そしてStep3では給付金の振込口座の情報を入力。ここまで情報を入力したら、「入力内容を保存」しておくと安心です。仮に途中でエラーが発生しても「申請再開」から操作すれば、保存した情報が入力されています。