独自の残価で分割額を抑えた
au「かえトクプログラム」

かえトクプログラムの特徴
●23回の分割払い(全24回払いで最終支払い分免除)
●1回分の分割支払金は24分割より安い
●端末回収後、次の端末購入が必要

auの「かえトクプログラム」は、24回の分割払いで対象端末を購入するときに適用でき、23回目まで支払った後に、24回目の最終支払いを免除する、というプログラムです。

ただし、分割支払金は単純に総額を24分割したものではなく、auが端末ごとに設定した最終的な売却価格を元に24回目の残価が決まり、残りを23等分した金額です。免除される24回目の支払額は端末ごとに異なるため、他社に比べるとわかりづらい内容となっています。

支払免除の条件は12カ月以上利用することと、端末の回収、そして次の端末の購入。回収時の査定は必要で、水濡れや故障、画面割れといった基準を満たさない場合は、22,000円の料金を支払う必要があります。

  • 機種代金が96,600円で、24回目の支払い額が38,640円に設定されているau端末の場合、23カ月×2,520円を払い終えれば、24カ月目に支払う38,640円が免除される

例えばAQUOS R5Gの場合、au Online Shopでの本体価格は129,145円です。かえトクプログラムを適用すると、3,235円の分割金で23回払いになり、24回目の支払い額は54,740円となります。分割払いによる23回目までの累計支払額は74,405円となり、24回目の支払い額54,740円がそのまま免除されます。12カ月以上利用すれば、かえトクプログラムを使った新規端末の購入・回収は可能ですが、その場合でも23回分の残債の支払いは必要です。

24回目の支払免除を利用しない場合、一括払いをするか、新たな割賦契約を結び、さらに24回払いで支払うことが可能です。13カ月目~25カ月目までに買い替え・回収を行うとそれ以降の残債の支払いは不要になります。

12カ月以上利用したうえで、買い替えせずに回収だけする場合は、同社の下取りプログラムを利用して、各機種ごとに決まった額のau WALLETポイントで端末が買い取られます(残債の支払いは継続)。現状ではかえトクプログラム対象機種が発売後12カ月以上経っていないため、下取り価格がどの程度になるかは公表されていません。

「かえトクプログラム」では、端末代金が高めで、最終的に買い換えない場合は(23回支払ったのちに再び24回の割賦契約を結び直すため)48回払いになってしまうなど、わかりづらい点がネックです。下取りがau WALLETポイントで買い取られる点は、au PAY対応店舗が広がっていることを踏まえると良いポイントですが、現金の方がありがたい部分ではあります。

かえトクプログラム対応端末(2020年4月7日時点)
iPhone
iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 8
au スマートフォン
●Xperia 1 II SOG01●Galaxy S20 5G SCG01●Galaxy S20+ 5G SCG02●AQOUS R5G SHG01●Galaxy Z Flip SCV47●Xperia5 SOV41●Xperia8 SOV42●Xperia1 SOV40●Galaxy Note 10+ SCV45●Galaxy A20 SCV46●Galaxy S10 SCV41●Galaxy A30 SCV43●AQUOS zero2 SHV47●AQUOS sense3plus サウンド SHV46●AQUOS sense3 SHV45●AQUOS sense2 SHV43●AQUOS sense2 かんたん●URBANO V04●TORQUE G04●HUAWEI P30 lite Premium(HWV33)●BASIO4●BASIO3●LG it LGV36