◆3DMark v2.11.6866(グラフ7~10)

UL Benchmarks
https://benchmarks.ul.com/3dmark

さて、ここからであるが、先日掲載した「Radeon RX 5600 XT徹底レビュー - GeForce GTX 1660 Ti/Superと最速比較ベンチ」の中から、一番近いところでRyzen 7 3800X+GeForce GTX 1660 Superの組み合わせを比較対象とすることにした。これは先のAMDのスライドで、Ryzen 9 4900HS+GeForce RTX 2060 MaxQの構成は、殆どのゲームで2K Highの設定で60fpsを超える性能が出せるとしており、これが事実かを検証するためのものである。

ということで3DMarkを。こちらでも書いた通り、Ice StormとCloud Gateが廃止になり、また解像度が2K限定のため、テストはNightRaid/SkyDiver/FireStrike/TimeSpyの4つに絞らせていただいた。

  • グラフ7

  • グラフ8

  • グラフ9

  • グラフ10

まずはOverall(グラフ7)。NightRaid/SkyDiverではちょっと差が大きいが、FireStrike/TimeSpyではあまり大きな差になっていない。これはGraphics Test(グラフ8)も共通である。一方CPU演算性能(グラフ9)では、さすがにRyzen 7 3800Xと比較するのはちょっと無理があるとはいえ、TDPの差(Ryzen 7 3800Xも105W)を考えると、Ryzen 7 4800HSの優秀さが判る気がする。Combined Testでは、SkyDiverはともかくFireStrikeでは逆転するといった状況になっており、意外に3DMarkの結果だけを見ると、Ryzen 7 3800X+GeForce GTX 1660 Superに近い性能を出している様にも見える。