注意点3:専用アプリ以外での通話、SMSは従量課金制
3つ目の注意点は通話について。専用アプリの「Rakuten Link」を使用する場合は、音声通話、SMSとも無料になりますが、「Rakuten Link」を使用せずにスマートフォン標準の「電話」からかけた場合は、通話30秒20円、SMS全角70文字 / 3円(いずれも国内の場合)の従量課金となるので、この点も注意が必要です。
なお海外ローミングサービスが利用できるのは66カ国で、この場合のデータ通信は2GBまで無料。また「Rakuten Link」を使って日本から海外にかける際と、海外同士の通話が月額980円でかけ放題になるオプションサービスも用意されます。
このほか、先着の300万人は申込時に必要な事務手数料3,300円分に該当する「楽天ポイント」3,300ポイントがプレゼントされるほか、オンラインで新規契約したユーザーは、プラス3,000ポイントがもらえるキャンペーンも実施。
いずれも「Rakuten Link」の初回アクティベーション(SMS認証の完了)が条件ですが、ほかに楽天モバイル会員になると楽天市場で獲得できるポイントが「+1倍」になる特典や、対応スマホの同時購入で最大14,500ポイントがもらえるキャンペーン(期間限定)も用意されます。同様のポイント付与キャンペーンは今後も様々な場面で展開されるでしょうから、楽天スーパーポイントの利用機会が多い人にはメリットになるでしょう。
注意点4:楽天モバイル販売のスマホ以外は動作保証外
楽天モバイルへの申し込みはすでに可能で、4月7日まではオンライン&店頭で新規契約のみ先行受付中。他社からのMNPや、楽天モバイルの「格安スマホ」サービスを利用しているユーザーからの移行も、当初予定より早い3月12日から受付を開始しました。無料サポータープログラムを利用中のユーザーは、4月8日以降「my 楽天モバイル」または「メンバーズステーション」で、移行手続きができるようになります。
申し込みの際にはSIMのみか、端末とのセットかを選択できますが、SIMのみの場合、楽天モバイルが販売している端末、または過去に「格安スマホ」サービスで販売された製品のうち、対応製品として公表されている製品以外は動作保証外となり、これが4つ目の注意点。なお対応製品の中には、楽天モバイルでしか買えないオリジナルのスマートフォン「Rakuten Mini」も含まれています。無料サポータープログラムでも提供されていた、ナイトブラック、クールホワイトに加えて、4月以降には新色のクリムゾンレッドも追加される予定です。
楽天モバイルは自社ネットワークによるエリアの早期拡大を目指していますが、紹介してきたように、現時点ではサービスは限定的なものに留まっています。auネットワークがローミング利用できるとはいえ、専用アプリを使わないと通話が従量課金となる点やその安定性も含めて、メインの回線として乗り換えるのはまだおすすめできません。一方で、auネットワークや海外ローミングは2GBの上限があるとはいえ、1年間無料かつ自社エリア内は容量無制限で使えると思えば、サブ回線としては非常に魅力的なサービスといえるでしょう。