Middle-earth:Shadow of War(グラフ31~33)

Warner Bros
https://warnerbros.co.jp/game/shadowofwar/

平均フレームレート以外が暴れすぎなのであまりあてにならないShadow of Warであるが、その平均フレームレート(グラフ31)をみると、綺麗にグラフが分離しており、Borderland 3に近いが、ただし差はごくわずか、ということになる。Radeon RX 5500 XTでは4GBと8GBでも明確にグラフが分離しており、案外に効果があることが見て取れる。最大(グラフ32)・最小(グラフ33)フレームレートについては暴れすぎで、ちょっと何とも言いようがない、というところだ。

Shadow of the Tomb Raider(グラフ34~38)

SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us

こちらは強いて言えばFinal Fantasy XV Official Benchmarkに近い、GeForce GTX 1660だけが突出して、残りはほぼ一緒というパターンになった。もっと正確に言えば3K以上ではバラけるのだが、今回の製品の主戦場である2K/2.5Kに関して言えば、平均(グラフ34)・最大(グラフ35)・最小(グラフ36)が見事にこのパターンで、まぁ「3製品どれを選んでも同じ」ということになる。

実際のフレームレート変動を見ると、2K(グラフ37)ではほぼほぼ60fpsはクリアしていて、まず問題はない。2.5K(グラフ38)は、逆に4製品どれを選んでも厳しいという感じ。75sec~100secあたりの盛り上がりの関係で平均フレームレートは稼げるが、逆にこの前後は40~50fpsで低迷しているので、快適にプレイできるかというと微妙なところ。描画オプション(現在はMedium)を落とすか、解像度は2Kに限るのが無難だろう。

Tom Clancy's The Division 2(グラフ39~43)

Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

こちらも面白い傾向になった。平均フレームレート(グラフ39)を見ると、メモリ4GBのGeForce GTX 1650 SuperとRadeon RX 5500 XT 4GBがほぼ同程度、一方6GBのGeForce GTX 1660と8GBのRadeon RX 5500 XT 8GBがやはり同程度になっており、このゲームでは4GBを超えるメモリがあるかどうかで動作が変わるようだ。勿論この差が大きく出てくるのは2.5K以上なので、2Kに関して言えばそれほど大きな差ではないのだが。

この傾向は最大(グラフ40)・最小(グラフ41)フレームレートでも共通である。ただフレームレート変動を見ると、2K(グラフ42)ではそこまで大きな差にはなっていない。強いて言えば、Radeon RX 5500 XT 4GBでは60sec付近で大きなスパイクがあって、ここで平均性のうを落としている感がある。ただ2.5Kになるともう完全にグラフが2つに分離している感じだ。絶対フレームレートで言えば、グラフ42を見る限り2Kでのプレイはどの製品でも十分。2.5Kは、4GBを超えるメモリがある場合は、若干描画オプション(現在はプリセット:高)を落とせば十分プレイ範囲に入りそうだ。逆にメモリ4GBの2製品は、大胆に描画品質を引き下げないと厳しい様に思われる。