2020年に楽しみな「追加機能」。完全ワイヤレスイヤホンも登場
Pixel 4シリーズには購入後、日本国内では2020年春頃に使えるようになる「お楽しみ機能」がいくつか搭載されています。
「Motion Sense」はスマホの画面に触れたり、声でGoogleアシスタントを起動しなくても、ハンドジェスチャーで端末のロック解除やアプリの操作が行える“Pixel 4シリーズらしさ”が炸裂した機能です。
こちらは端末のフロント側に搭載された「Soliレーダー」と呼ばれるセンサーが、無線電波を飛ばして手の動きを検知することによって実現しています。発表会ではハンドジェスチャーによってピカチュウをはじめ、ポケモンのキャラクターたちと遊べる壁紙のデモンストレーションを体験することができました。
現時点では画面に触れちゃえばいいじゃんかと思うところもありますが、おそらくMotion Senseの開発プラットフォームはサードパーティーにも公開されることによって、ゲームなどエンターテインメントの方向にだけでなく、様々なユーザーのスマホに対するアクセシビリティを高めるインターフェースとして大きな変貌を遂げそうな期待が感じられました。まずは早く使ってみたいですね。
ほかにもGoogleアシスタントがさらに高速化され、マルチタスク処理もパワフルにこなせるようになるそうです。今日の発表会ではその具体的な内容に触れられることはありませんでしたが、日本で提供開始を予定する2020年春までに続報を楽しみに待ちましょう。
米国で開催されたPixel 4シリーズの発表会では、端末に内蔵するマイクで会話の自動文字起こしを可能にする新しいボイスレコーダーアプリを搭載することも発表されました。日本で発売される端末に搭載されるボイスレコーダーアプリも「英語の文字起こし」には対応しているようですが、日本語対応は発売時点では追いついていません。ただ、導入時期は未定ですが、日本語対応への準備は着実に進められているようです。
完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」は2020年待ち
Pixel 4シリーズと同時に発表された完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」も日本では2020年に発売を予定していることが明らかになっています。会場にはモックアップも展示されていました。イヤホン本体はコンパクトで装着感も良さそうです。
発表会で紹介されたデモンストレーション映像では、ランニングをしながらPxiel Budsで音楽を聴いているユーザーが、イヤホンに触れることなくGoogleアシスタントを声で呼び出している様子が紹介されました。音声アシスタントの常時スタンバイとハンズフリーによるウェイクアップが実現できるようです(ソニーのXperia Ear Duoにも似た機能が搭載されています)。周辺の環境音に合わせてイヤホンから聞こえる音のボリュームを自動調節する「Adaptive Sound」の出来映えも楽しみです。
新しいPixel 4シリーズの取り扱いについては、今日の発表会時点で挙手した国内の大手通信キャリアはソフトバンクのみでした。発売日の時点で、Pixel 4シリーズをいち早く手に入れたいというNTTドコモとauの通信プランを契約している方には、取り急ぎGoogleストアで16日から始まる予約販売も活用してPixel 4シリーズのSIMフリー版を手に入れて、SIMを差し替えて使う選択肢があります。
外観だけでなく中身もまた大きな進化を遂げたPixel 4は、発売後もアップデートによる機能追加によってユーザーをワクワクさせてくれるスマホになりそうです。