――7月25日に「ウルトラマンフェスティバル」内で行なわれたイベント「S.H. Figuartsニュージェネレーション勢ぞろい記念スペシャルトークショーby TAMASHII NATIONS」では、坂本監督と『ウルトラマンギンガS』のレギュラーメンバー、根岸拓哉さん、宇治清高さん、滝裕可里さんが出演されました。放送から5年が経ちましたが、みなさんと監督とは今でも親交が続いているのでしょうか。

根岸くんとは『ギンガS』の後も一緒に作品をやったりして、定期的に会っていますし、他のみんなともLINEで近況報告をしているんです。『ギンガS』メンバーでときどき集まっているみたいで、僕も声がかかるんですけどスケジュールが合わなかったり……。だからこのメンバーが集まるのはわりと久しぶりですね。宇治くんが2015年から1年間、海外へ留学したときには、海外生活の先輩としていろいろアドバイスしたり、留学先からも連絡をもらったりしていました。滝さんは昨年、東映さんの作品にレギュラー出演されていたので、撮影現場で少しすれ違い気味に会ったりすることがありました。

――5年の歳月を経て、根岸さんや宇治さんはすっかり大人っぽい雰囲気を出されていますね。

頼もしくなりましたね。大人っぽくなったことによって、以前とは違った魅力が出てきているようです。宇治くんは『ギンガS』のころから筋トレをやっていたんですが、今でもずっと続けているようで、当時よりもずっと筋肉がついてたくましくなりました。

――『ギンガS』のこのメンバーだからこそ創り出せた、と思えるのはどういう部分でしょうか。

作品全体の雰囲気が、彼らの持ち味によって作り上げられた部分は大きいですね。『ギンガS』はひさびさに「UPG」という防衛チームが設定されましたが、UPG隊員の体育会系なムード、いい意味でちょっとルーズなところとかを見て、なかなか面白いチームが出来上がったなと思いました。それを強く感じたのが、『ギンガS』の翌年、『ウルトラマンX』にヒカル、ショウ、アリサがゲストで出たときのこと。『X』の防衛チーム「Xio(ジオ)」はメイン監督の田口(清隆)さんがセットアップした面々なんですけど、Xioと僕が作ったUPGの雰囲気がまったく違っていました(笑)。両者が対面したとき、思わず現場でスタッフたちが「こんなに違ったか……」と驚きましたからね。Xioのメンバーはマジメな人たちが多いのですが、そこにUPGの彼らが混じってくると「なんかヒカルたち、ガラが悪いなあ。育て方間違ったかな」なんて(笑)。もう文化部と運動部が一緒にいるみたいな印象で、それがとっても面白かったですね。

――『ギンガS』から5年経ったんだなあ、と実感するような出来事はありますか?

この5年間はあっという間で、気が付いたらもう5年経ってたの?という感覚なんです。ウルトラマンシリーズは作品の放送が終了しても、ショーがあったりイベントがあったりして、キャストたちと再会することが多いんです。そういう意味では何年経っても古くならないというか、ずっと色あせずに残っている感じがありますね。各作品のキャストたちもシリーズを超えてファミリー感というか、いい意味で距離感を感じさせない空気を出していますね。