オンイヤースタイルの「WH-H810」
もう一つは、小ぶりなイヤーカップを特徴とする、オンイヤースタイルのヘッドホン「WH-H810」です。カラーバリエーションはWH-H910Nと同じ5色展開です。
WH-H810は、コンパクトな3Dフォールディング対応のポータブルヘッドホン。現行モデルのWH-H800と同じ、LDACとDSEE HX対応によるハイレゾ級のワイヤレスオーディオ再生が楽しめるほか、有線接続の場合は純ハイレゾ再生が可能です。WH-H810にも、WH-H910Nと同じ25mm口径の新開発のハイレゾ対応ドライバーが搭載されるそうです。
オンイヤーヘッドホンは、厚手のイヤーパッドを耳に少し強めに押しつけて遮音性を得る設計の製品が多いため、長時間リスニングも快適にこなせる装着感を実現していることは、ユーザーにとってみれば大きな関心事になります。WH-H810もイヤーパッドのクッション感を高めつつ、WH-H910Nと同様にイヤーパッドと側頭部の接触面積を広く取ることで側圧を上手に逃がす設計としているところが特徴です。
ソニーのオンイヤースタイルのヘッドホンとして初めて、本体の右側面にタッチセンサーリモコンを搭載しました。また、Sony Headphones Connectアプリから、イコライザーやDSEE HXなど様々な機能設定をカスタマイズできます。内蔵バッテリーによる連続駆動時間は現行モデルの約24時間から、WH-H810では最大約30時間に伸びています。クイック充電でも2.3倍の長さとなる、約3時間半のリスニングに対応しました。