完全ワイヤレスイヤホン「WF-H800」
欧州発売の予定が決まっていない参考展示品として、2019年のh.earシリーズ新製品が2モデル展示されていました。
一つは、h.earシリーズ初の完全ワイヤレスイヤホン「WF-H800」です。カラーバリエーションは、WH-H910NやWH-H810と同じく5色がそろいます。ケースとイヤホン本体がとてもコンパクトなデザインに仕上がっています。
BluetoothオーディオのコーデックはAACとSBCをサポート。6mm口径のダイナミック型ドライバーにより、クリアで切れ味鋭い音を再現します。Sony Headphones Connectアプリのイコライザー機能が使えるので、使用環境や音楽に合わせて低音再生を強化することも可能です。そして、96kHz/24bit相当の高品位なワイヤレスオーディオ再生を実現する、DSEE HXのアップコンバート機能を搭載しました。
2019年夏に発売されたWF-1000XM3と同じく、ソニー専用設計のBluetoothオーディオチップを搭載したことで、1台のオーディオソース機器から左右のイヤホンへと同時に音声信号を送信できます。より安定した接続が得られ、ワイヤレス伝送に由来する音切れやノイズの発生が抑えられるほか、動画視聴時の伝送遅延も回避できるといいます。実際にその実力を試してみたいところです。
WF-H800を耳から着脱するモーションに合わせて、音楽再生を一時停止する装着検知に対応。音声アシスタントとして、GoogleアシスタントとアマゾンAlexaに対応します。リモコンはボタン式ですが、クリックの回数で音量のアップダウンが本体からできるようになっているところも見逃せません。内蔵バッテリーによる連続駆動は最大約8時間。10分の充電で約70分再生できるクイック充電にも対応しています。