夏休みですね。お子さんにiPhoneやiPadなどのデジタル機器を持たせているご家庭では、ゲームや動画に夢中になって夜更かしをしたり、宿題やお家の手伝いを疎かにしないかなど、心配事がいつもより増えるかもしれません。しかし、デジタル機器はただ遠ざけるだけでは解決しないこともあります。
デジタル機器は、私たちの生活やビジネスにおいてすでに欠かせないものになっています。だからこそ、今の子どもたちにとって正しい使い方は生きるための大切な知識のひとつ。それを身につけるために、ただ禁止するのではなく、適切に活用する経験が大切です。この夏休みをそのための機会として、親子でいっしょに使い方を考えてみませんか?
一緒に「適切な使い方」のルールを考えよう
みなさんのご家庭では、子どもにiPhone(iPad、iPodなどのデジタル機器)を持たせていますか? 必要に迫られて使っているご家庭も、中学生・高校生まではダメと決めているご家庭もあるでしょう。リビングなどに共有のiPadを置いている場合もあるかもしれません。
状況は個別に異なると思いますので、それぞれの状況に合わせてお子さんが「いつ」「何に」「どれくらい」使ってもいいのか、お互いに納得できる条件を明文化しましょう。
例えば……。
- 夜は10時に寝るため9時以降は使用しない、など
- 午前中は勉強の時間にするため、使用開始は12時から、など
- ゲームは1日1時間、動画は2時間まで、など
しかし、使用時間の管理を自主的に行うのは難しいものです。そこで、iPhone/iPad/iPodに搭載されている「スクリーンタイム」という機能を活用するのがおすすめです。これについては次のページから詳しくご紹介します。
また、デバイスの扱い方についても約束事を決めておくことも大事。ルールを守るための環境づくりも同時に考えましょう。
- 寝る前にはリビングに置き、寝室に持ち込まない、など
- 食事中は見ない、風呂やトイレでは使わない、など
- アプリやアイテムを購入する際は必ず事前に相談すること、など
上記の内容を書き込める表を作成しましたので、ルール決めの参考にお使いください。こちらからPDFをダウンロードできます。