ホタル撮影に向けて、スマホをカメラ用の三脚に取り付けるアダプタを購入。スマホを直接取り付けられる簡易的なスマホ三脚もありますが、今回は立った状態で撮影したかったので、このような機材構成を選択しました。
Pixel 3の夜景モードは、長時間露光を意図的に行うものではありません。今回のホタル撮影は「長時間露光」というほど長くないので、ホタル(ゲンジボタル)写真の定番「長い光跡」が出ず、もの足りなさがありました。とはいえ、カメラアプリで夜景モードを選んでピントをファーにするだけという手軽さが魅力です。
ホタル撮影では「光害対策」も忘れずに
ホタル撮影で注意したいのは、余計な光は厳禁であること。周りの人に迷惑なだけでなく、ホタルの発光を阻害する要因になります。今回の撮影時も「コンパクトデジタルカメラの補助光(赤い光)」や「懐中電灯」で注意を受けている人を何回も見ています。
光を周りに出さないという意味では、ディスプレイむき出しのスマホで撮影するのもよくありません。スマホの画面を一番暗くして、さらに画面を極力露出させないように、厚手のタオルや上着、板で覆って、画面の光をできるだけ遮ります。
今回はスマホの周りを黒い厚紙で囲って、画面の光が漏れにくくして撮影しました。Bluetoothのリモートシャッターも意外と光が漏れるので、手で隠すようにするか、黒いテープを貼っておくといいでしょう。
構図は画面を見ながらと決めたいところですが、ホタル撮影は「出たとこ勝負」になることが多く、構図は大雑把で問題ありません。なお、ピントを無限遠にする星空とは異なり、ホタル撮影は(設定可能なら)3m~10mの固定ピントがおすすめです。
「光」だけでなく、マナーを守るのも当たり前。最近はSNS映えを狙った写真や鉄道写真、飲食店での料理撮影などで、周りの迷惑になる行為が目立つようになりました。公共の場で撮影するときは、くれぐれも注意してください。