――お忙しいなかで、今回のツアー用の新ネタ作りやネタ合わせは、どのように行ったのですか。
川西:ちょっとした合間を有効活用しました。今まではネタ作りをすると決めたら、ガッツリ5時間~6時間とってやってきたんですけど、「これ終わったら、2時間くらいちょっとやろか」という感じでしたね。
水田:ある種、ちょっとした賭けでもありますよね。「この2時間で思いついてくれよ。俺たちの脳」って。その中で出ると、楽しいですけどね。
川西:そうそう。どんなときに出るか、分からないですから。
水田:こればっかりは分からん。その日の疲れ具合にもよりますし(笑)。
■共演中のオードリーとの関係性は
――ところで、『M-1グランプリ』準優勝という共通点があるオードリーさんと『ヒルナンデス!』で共演中です。漫才について、何か話されたりはしますか。
川西:いや、漫才の話を真剣にしたことはないですね。
水田:そうですね。ただ、感じ取れていないだけで、なにかのメッセージなのか、たまに春日(俊彰)さんが「鬼瓦」と言うんですけど、ひょっとしたら僕らへのメッセージなのかもしれません。
川西:ちゃうちゃう。笑かしにきてんねん。あれ聞いて「メッセージかな」って考えるの、一番失礼やで(笑)。鬼瓦の後に、そんな難しい顔あかんで。
水田:でも、「上目指せよ」みたいなこともやってるやん。
川西:それも「トゥース」っていうギャグなんですよ。「トゥース」の後も難しい顔したらアカン(笑)。
――それでは最後に、漫才における、お2人の目標をお聞かせください。
水田:おじいちゃんになって、舞台に立って漫才中に寿命がきて死ぬ、というのが2人の夢ですね。そうなると、僕が相方よりも、少し先に死なないとダメなんですよね。相方に「もうええわ」と言ってもらわないといけないので。
川西:だから、僕も「もうええわ」と言った後に一緒に死ねたらと思います(笑)。
水田:そのぐらいまで漫才を続けていけたらなと思いますね。
■和牛
ツッコミ・川西賢志郎、ボケ・水田信二によるコンビ。2006年12月にコンビ結成。「ABCお笑い新人グランプリ」第30回、第31回新人賞 、「第44回NHK上方漫才コンテスト」 優勝、「M-1グランプリ」2016年~2018年準優勝。コンビとして『和牛のA4ランクを召し上がれ!』(南海放送)、『ヒルナンデス!』水曜日(日本テレビ系)『和牛のモーモーラジオ』(文化放送)などに出演中。
■和牛の全国ツアー2019「いま、 会いにゆきます ~そして漫才します~」
【料金】前売3,800円/6月18日(火)名古屋:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、7月5日(金)福岡:福岡市民会館大ホール、7月21日(日)広島:廿日市さくらぴあホール、8月1日(木)愛媛:IYO夢みらい館、8月11日(日)仙台:電力ホール、8月18日(日)大阪:なんばグランド花月、8月30日(金)北海道:道新ホール、9月20日(金)東京:メルパルクホール東京
※チケットに関する詳細はチケットよしもとホームページ。