ここまで「Basilisk Essential」をざっと使ってみたが、全体的に質感も高く、そつのない製品という印象だ。ホイールおよび両側面はラバー加工が施されているので、手にしっかりとなじみ、かつ操作しやすいのが好印象だ。

  • ホイールは回転時に感触のあるタイプで、幅も広いので回しやすい

  • 右手専用の設計ゆえ、ボタンの配置が破綻していないのも利点と言える

ボタン数は、マルチファンクションパドルをひとつのボタンと見なせば7ボタンとなる。個人的にはもう1~2つあったほうがカスタマイズの幅が広がって便利そうだが、ゲーミングマウスの中には、とにかくボタン数重視で操作性はあと一歩、という製品も存在することを考えると、本製品ではそうした破綻が見られないのはよい。

接続方法は有線のみで、シチュエーションに応じてさまざまな接続方法を選べる競合製品に比べるとシンプルだが、それら競合製品がゆうに1万円を超える価格設定であるのに対し、本製品は実売6千円台というリーズナブルさが強みとなる。

ゲーミングマウスならではの高い精度と豊富な機能を備えつつ、基本性能の部分でも妥協のないハイレベルなマウスを探しているユーザにおすすめできる製品と言えそうだ。