ボタンへの割り当てなどは専用のユーティリティを使って行う。Webからダウンロードする方式で、初回接続時には、自動的にダウンロード画面が表示された。実は初回インストール時にハングアップするトラブルがあったが、2度目で問題なくインストールが完了し、それ以降は支障なく使えている。

  • 操作の割り当てなどを行うにはユーティリティ「Razer Synapse 3」をインストールする必要がある

ユーティリティはもちろん日本語化されており、ボタンの割り当てからマクロの登録に至るまで、直感的に操作できる。画面も全体的に洗練されており、他社の製品と比べても使いやすい部類に入る。

他社にないユニークな機能としては、マウスマット(マウスパッド)の表面を較正(こうせい。正確な調整、キャリブレーションのこと)できる機能が挙げられる。これは同社が販売しているマウスマットの型番をリストから選択することで、トラッキングを最適化できる機能だ。

本製品は95gと、有線マウスとしてはやや重いため、マウスパッドも多少滑りやすい製品を使ったほうが相性が良いのだが、この機能を使えば、同社のマウスマットとの組み合わせでさらに正確な操作が可能になる。ビジネスユースではそこまでの精度は不要かもしれないが、同社のマウスマットを所有していれば、試してみるとよいだろう。

  • これは各ボタンへの割り当てを行う画面。使い方も分かりやすく、洗練されている印象だ。複数のプロファイルの切り替えにも対応している

  • DPI値を変更するための画面。デフォルトでは1800になっており、最大6400までの範囲で切り替えられる

  • もちろんマクロの作成にも対応している。操作を記録してあとで手動編集をすることも可能だ

  • 較正機能を使えば、同社のマウスマットに合わせてトラッキング性能を最適化できる