Razerの「Basilisk Essential」は、多彩なカスタマイズ機能を備えた有線ゲーミングマウス。高い品質を備えつつ、実売価格6,000円台と、ゲーミングマウスとしてはリーズナブルな価格が特徴だ。

前回までに紹介したゲーミングマウスと同様、本製品も外観は一般的なマウスと大差ないオーソドックスなデザインで、それゆえビジネスユースにも支障はない。今回はこの製品をゲーム用途ではなく、主にビジネス用途で使用することを想定したレビューをお届けする。

  • Razer「Basilisk Essential」。実売価格は6,480円

違和感のない右手専用有線マウス

本製品は側面に2つ、さらにホイールの手前に1つボタンがあり、左右ボタン、ホイールボタンと合わせて計6つのボタンを備える。実はとある“隠し機能”があり、正確には6ボタンマウスではないのだが、これについてはのちほど詳しく紹介する。

  • 製品パッケージ。ゲーミングらしからぬ落ち着いたデザイン

  • 同梱品一覧。シンプルな有線マウスということで、付属品も少ない。中央にあるのが後述するマルチファンクションパドル

外観については冒頭でも述べたように、ビジネス向けのベーシックなマウスと言ってもおかしくないデザインだ。手のひらが当たる位置にあるマークが動作中に点灯するのが、唯一と言っていいギミックだ。ボディは左右非対称で、左手では利用できない。

接続方式はUSBで、有線接続のみ。ケーブルを抜いてBluetoothなどで無線接続できるような機能はない。最近のゲーミングマウスは、無線での接続に対応する製品も増えつつあるが、本製品はあくまでも有線対応ということになる。

  • CD-Rとのサイズ比較。標準的なサイズで、手の小さい人でもとくに苦もなく持てる

  • 左前方より。これは後述のマルチファンクションパドルを取り外した状態

  • 正面。左右は非対称であることが分かる

  • 背面。中央にうっすらと見えるマークは操作中に発光する

  • 左側面。2ボタンは「戻る」「進む」のほかさまざまなコマンドを割り当てられる。グリップ部はラバー加工

  • 右側面。ボタンはなく、グリップ部はラバー加工されている

  • 底面。センサ穴はマウスの中央にあり、特におかしな配置ではない

  • 動作中はロゴマークがさまざまな色で発光する