Galaxy S10とGalaxy Budsの組み合わせによる「ワイヤレスパワーシェア」は、使いはじめると手放せない機能になりそうです。使い方はとても簡単で、端末のクイックパネルからワイヤレスパワーシェアのアイコンをタップしてONにしてから、イヤホンが入ったままのGalaxy Budsのケースをスマホの背面中央にセットすると充電を開始します。
毎日イヤホンをワイヤレスパワーシェアだけで充電することはないかもしれませんが、考えられるケースとしては例えばオフィスや外出先のカフェでアプリを開いた時に、イヤホンの充電が切れそうになっていることが分かったときに、スマホの背面に置くだけで充電できたらバックアップの手段としては大変頼もしく感じられるはずです。
なおGalaxy S10シリーズが採用するワイヤレス充電方式は一般的なQi規格をサポートしているので、Galaxy Buds以外にもAirPodsなど他社の完全ワイヤレスイヤホンも充電できます。それどころか、他のワイヤレス充電に対応するGalaxy SシリーズやiPhone、Google Pixel 3 XLの充電もできました。スピードはややゆっくりめですが、万が一のバッテリー切れが発覚したときにバックアップとして頼もしい存在です。
自宅にQi対応の充電パッドを置く場合は設置スペースを確保しなければならないし、一度に複数の端末を充電できるパッドは便利だけど、大きくて不格好に感じられることがあります。とても便利だけれど、「美観を損なうから」という家族の猛反対にあって、充電パッド自体を家の隅っこの不便な場所に隠さなければならないこともあるでしょう。
ワイヤレス充電が広がる未来に期待
最近ではサイドテーブルやデスクライト、アラームクロックなどにQi対応の充電パッドを一体化したスタイリッシュな家具も次々と商品化されています。新しい家具を新調する時には、将来のことも考えてワイヤレス充電対応のものを選ぶと良いかもしれません。
そして、スマートデバイスを充電させてもらえる電源を無料で提供しているカフェやショップ、公共スペースも最近は増えてきました。いずれはショップや公共施設にワイヤレス充電パッドが置かれるようになって、デジタルデバイスを置くだけで充電できる環境が広がってくれば、次に買うべきはワイヤレス充電対応のイヤホンやスマホだよね、ということになるかもしれません。今のうちにトレンドを先取りするなら、Galaxy Budsがおすすめだと思います。