――エンディングの「キュータマダンス」をメンバー全員で踊るというのも、最後の大きな見どころだといえますね。工藤さん、奥山さんは初めてで、大久保さんはひさびさに踊られたわけですが、そのときのご感想をお願いできますか。
大久保:久しぶりのキュータマダンスでしたが、途中でだんだんテンポが速くなってくるところでは、けっこうインナーマッスルを使うんだな、と気づきました(笑)。
工藤:もう、めちゃめちゃ楽しかったですね!
奥山:『ルパパト』はエンディングダンスがなかったので、今回ダンスをやるというのを聞いてとても楽しみにしていました。
工藤:キャストの中では、コグレ役の温水(洋一)さんがめっちゃ楽しそうだったのが印象的でした。
奥山:そうそう。ヒルトップ管理官のアイクぬわらさんもノッていました(笑)。
工藤:とても楽しい時間でした。
奥山:エンディングで必見なのは、なんといっても透真ですね!
工藤:みんなニコニコして踊っているのに、透真だけ表情を変えずにクールなんだよね(笑)。
奥山:別のカットでは、透真とスパーダが満面の笑みを浮かべてノリノリでダンスしているのを発見しました! 何コレ! ふだんの濱正悟ですらこんな笑顔を見たことがない(笑)。
工藤:もはや「誰?」という感じ(笑)! あの2人はダンスが楽しみすぎて、何回も踊っていましたから。
奥山:エンディングは短いカットが次々に出てくるので、目が離せないですよ。ホシ☆ミナトとジェラタロウが踊っている画面に、透真と咲也のコンビと、ツルギ(ホウオウソルジャー/演:南圭介)とスティンガーが割りこんでくるところなんて、衝撃的ですから(笑)。
大久保:あのカット大好き(笑)。ぜひ見逃さないようにしてほしいです。
奥山:ここの撮影現場に、ちょうど私が居合わせたんですが、南さんがとてつもない衣装を着て、リハーサルをやっていて……その不思議な動きを見て「意味わかんない!」って思った(笑)。
工藤:「何の撮影だよ!?」って思う(笑)。
奥山:本番中、笑わないようにしているのが苦しかったです。
工藤:南さん、面白すぎますよね。
大久保:『キュウレンジャー』の本編中で着ていた衣装で、ホウオウソルジャーらしく「鳥」をイメージしているそうなんです。
奥山:鳥だったの!? 本当に面白かった。
工藤:エンディングには加藤監督の遊び心が詰まっていますね。
奥山:エンディングが流れると、観ている人からどよめきが起こるかもしれません。
大久保:あれ、見間違いかな?なんて思うかもしれないですよね(笑)。
工藤:Vシネマだからこそ、みんなちょっとキャラを壊しつつ、楽しんでやっている姿を見ていただきたいです。どちらかというと、エンディングは大人のファンの方々向けですね(笑)。
――お話をうかがっていると、『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』がいかに楽しい作品になっているかが伝わってきます。最後にみなさんから今一度、作品の注目ポイントを教えていただけますか。
工藤:今回、キュウレンジャーとの「VS」ということなのですが、もともと「VS戦隊」であるルパパトとどういう絡みをするのかが、戦隊ファンのみなさんが気になるところだと思います。いろんな人たちの「願い」や「楽しみ」をこの作品で叶えられると思うと、すごくうれしいなと思っています。もう見どころしかない作品ですので、劇場でぜひご覧いただくと同時に、映像ソフトとしてずっと手元に置いて、何度も観てほしいです。
大久保:とにかく、3戦隊すべてのキャラクターが濃くて、それらの動きを追いかけていくだけで面白いので、それぞれのファンの方たちに等しく楽しんでもらえたらうれしいです。また、1年ぶりにみなさんのもとへ"帰ってきた"キュウレンジャーチームの、久しぶりの撮影で喜びのあまりはっちゃけている、キャストの楽しさがにじみ出ている様子をあたたかい目で見ていただければと思います。
奥山:ルパン、パト、キュウレンそれぞれに見せ場があり、笑える場面もたくさんある作品です。特に、住む世界の異なる戦隊チーム同士が、正義の心を通じ合わせて巨大な悪に立ち向かっていく、熱い展開が大きな見どころとなっています。3戦隊が大集合した迫力満点のビジュアルを、ぞんぶんに味わってほしいです。
■プロフィール
工藤遥(くどう・はるか)
1999年生まれ。埼玉県出身。ハロプロエッグを経て、2011年9月にモーニング娘。第10期メンバーとなり、2017年12月に卒業。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』はモーニング娘。卒業後初のレギュラー出演ドラマとなる。
奥山かずさ(おくやま・かずさ)
1994年生まれ。青森県出身。2016年開催の「第1回ミス美しい20代コンテスト」で準グランプリを獲得。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で女優デビューを果たす。3月12日に1st写真集『かずさ』を刊行したほか、雑誌グラビアでも活躍中。
大久保桜子(おおくぼ・さくらこ)
1998年生まれ。神奈川県出身。『宇宙戦隊キュウレンジャー』(2017年)のカメレオングリーン/ハミィ役で女優デビュー。マンダム「ビフェスタ ブライトアップ洗顔」WEB広告出演。