ゲーミングマウスということで、ユーティリティも充実している。
付属のソフトウェアは、5つのプロファイルを切り替えられる、いかにもゲーミング用途といった画面デザインだ。各ボタンのカスタマイズ機能はもちろんのこと、DPIの設定、さらには独立したマクロエディタなどが用意されている。言うまでもなく、これらはマウス上のオンボードメモリに保管され、別PCに接続した場合もそのまま動作する。
ボタンについては、それぞれを選択したのち、設定画面で役割を割り当てていくというオーソドックスな方式。キーの組み合わせを割り当てるにあたっては、本物と同じレイアウトの仮想フルキーボードが表示され、キーをクリックして割り当てていけるので、普段どのキーを押しているかを頭の中で再生しながら登録でき、非常にわかりやすい。
マクロ登録は手動やレコーディングに対応
またマクロ機能も秀逸だ。エディタを使っての手動編集はもちろん、レコーディングでの記録に対応しているので、レコーディングでまずキー操作を記録し、そこから編集機能を使って操作間のウェイトを調整していける。これらマクロはマウス上に保存されるが、外部ファイルへの書き出しや読み込みにも対応している。
何より、これらマクロ機能がどれだけ充実していても、それを割り当てるボタンの数が少なければ、宝の持ち腐れになってしまうわけだが、本製品は前述のように割当先のボタンには事欠かないので、これまで登録したことがなかったコマンドも、いちどボタンに割り当てて試してみようかという気にさせられる。ハードウェアとソフトウェア、双方がうまく連携できている印象だ。