高機能なシューズ&コートをチェック

ハードな環境下で威力を発揮するGORE-TEX プロダクトだが、その高い機能性はビジネスシーンにおいても活躍してくれる。蒸れを気にせず過ごせるビジネスシューズや、スーツの上から羽織っても違和感のないウェアなど、GORE-TEX プロダクトはフォーマルな場面に馴染むアイテムも多数展開しているのだ。

  • 足袋のような形のGORE-TEX ファブリクスが靴の中に組み込まれている

先に述べたGORE-TEX ファブリクスをフットウェアに用いる場合は、足を包み込むようにして靴の内部に組み込んでいるという。それにより、激しく雨が降る日でも足を濡らすことがなく、汗の水蒸気が靴の中にも残りにくいというビジネスシューズが実現できているのである。

  • 登山靴の断面を見せてもらい、たしかにGORE-TEX ファブリクスが使われていることが確認できた

マドラスのビジネスシューズ「マドラスウォーク MW5630S」(2万2,680円)は、GORE-TEX SURROUND プロダクトテクノロジーという新たな技術を用い、靴底を含めた360°の透湿性を確保してくれるとのこと。極めてビジネスシューズ然とした見た目だが、さまざまな天候下での快適性を提供する一足に仕上がっている。

  • 「マドラスウォーク MW5630S」(2万2,680円)

  • 汗腺が多く集まる足裏からも湿気を排出

スポーツ用品ブランドとしてのイメージが強いアシックスからもGORE-TEX ファブリクスを採用したビジネスシューズが登場している。「RUNWALK MB024B G-TX 2E」(2万5,920円)と名付けられた一足は、洗練されたシルエットとスポーツテクノロジーから生み出された履き心地を両立。クラシックなシューズをベースにしたデザインパターンのアッパーに、外観をラバーのみでスッキリさせドレス感を高めた新構造のソールをプラスした。同商品は、今年3月に発売されたばかりとのこと。

  • 「RUNWALK MB024B G-TX 2E」(2万5,920円)

  • 足裏への力が集中するという3点に吸盤のような形をした意匠を設けることでその力を分散させ、足への負担を軽減する

日本の靴文化をけん引してきたと言っても過言ではないリーガルも、GORE-TEX ファブリクスを採用したシューズを開発している。ウイングチップ「GORE-TEX SURROUND(R) フットウェア(32PRBE)」(2万7,000円)は、スタイリッシュなシルエットながら甲革の柔らかさやインソールのクッション性、アウトソールの屈曲性の良さを兼ね備えている。

  • ウイングチップ「GORE-TEX SURROUND(R) フットウェア(32PRBE)」(2万7,000円)

  • 前述の「マドラスウォーク MW5630S」と同じく、靴底を含めた360°の透湿性を確保

ビジネスシューズの次は、同じくGORE-TEX ファブリクスが用いられた、スーツとも好相性なコートを紹介しよう。

ゴールドウインが展開するTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)からは「ボールドフーデッドコート(メンズ)」(4万5,360円)や「ボールドトレンチコート(ウィメンズ)」(4万5,360円)といったアイテムがリリースされている。

  • 「ボールドフーデッドコート(メンズ)」(4万5,360円)

  • 「ボールドトレンチコート(ウィメンズ)」(4万5,360円)

両商品とも、急な天候の変化にも対応できる防水仕様ながら、表地はマットな風合いでタウンユースでも映えること間違いなし。背中と脇下部分には通気性を確保するベンチレーションホールを設けており、ベーシックなデザインながらも機能性は◎だ。

ARC'TERYX(アークテリクス)の「ソーヤーコート」(6万3,720円)もGORE-TEX ファブリクスを使用した一着。アークテリクスの美意識を反映したミニマルなデザインは、都会のドレスコードにも絶妙にマッチする。

  • 「ソーヤーコート」(6万3,720円)

mont-bell(モンベル)の「トラベル レインコート Men's」(2万6,460円)など、コンパクトに収納できるタイプもオススメだ。独自の超軽量シェル素材にGORE-TEX ファブリクスを組み合わせた同商品。収納サイズは19×24.5×4cmとなっており、旅行などで携行するのにも便利だろう。

  • 「トラベル レインコート Men's」(2万6,460円)