さて、今回筆者は初めてクアルコム本社に訪問しました。筆者はラスベガスやニューヨークのように派手で賑やかなアメリカの街は苦手なのですが、豊かな自然に恵まれたサンディエゴは気候も穏やかで過ごしやすく、短期間の滞在でしたがとてもなじみ深く感じました。
クアルコムの本社はサンディエゴの空港から車で20分ほど内陸に移った場所にあります。本社の周辺にはほかのも様々な分野にまたがるクアルコムの研究開発施設が立ち並んでいて、さながら“クアルコムの里”みたいな所でした。
ミュージアムでクアルコムの歴史を振り返る
本社1階のエントランスに足を踏み入れると、クアルコムがこれまでに取得してきた特許の表紙が1・2階の壁を埋め尽くす、迫力いっぱいの「PATENT WALL」が目に飛び込んできます。
さらにミュージアムではクアルコムによって生まれた携帯電話の通信技術であるCDMAの歴史を辿る展示や、様々な分野でクアルコムが手がけてきた懐かしい製品やサービスにも触れることができて大満足の滞在になりました。今回発表されたQCS40xシリーズも、将来クアルコムの歴史を振り返った時に重要なマイルストーンになっていることを期待したいと思います。