• シンプルでコンパクトなサンディエゴの国際空港

さて、今回筆者は初めてクアルコム本社に訪問しました。筆者はラスベガスやニューヨークのように派手で賑やかなアメリカの街は苦手なのですが、豊かな自然に恵まれたサンディエゴは気候も穏やかで過ごしやすく、短期間の滞在でしたがとてもなじみ深く感じました。

クアルコムの本社はサンディエゴの空港から車で20分ほど内陸に移った場所にあります。本社の周辺にはほかのも様々な分野にまたがるクアルコムの研究開発施設が立ち並んでいて、さながら“クアルコムの里”みたいな所でした。

  • コロナド島からのサンディエゴ中心街の眺望。夜景もかなりキレイなのだそうです

  • 空港から車で20分ほど移動すると、そこかしこにクアルコムのロゴを冠したビルが立ち並ぶ様子が目に飛び込んできました

ミュージアムでクアルコムの歴史を振り返る

本社1階のエントランスに足を踏み入れると、クアルコムがこれまでに取得してきた特許の表紙が1・2階の壁を埋め尽くす、迫力いっぱいの「PATENT WALL」が目に飛び込んできます。

  • 本社のビルに入ると「PATENT WALL」の圧倒的な光景が目に飛び込んできます

さらにミュージアムではクアルコムによって生まれた携帯電話の通信技術であるCDMAの歴史を辿る展示や、様々な分野でクアルコムが手がけてきた懐かしい製品やサービスにも触れることができて大満足の滞在になりました。今回発表されたQCS40xシリーズも、将来クアルコムの歴史を振り返った時に重要なマイルストーンになっていることを期待したいと思います。

  • 現在は研究開発部門のオフィスの一つになっている旧本社ビル。クアルコムのグッズストアなどもありました

  • 今回の発表イベントも開催された本社のクアルコムホール。創業者の一人であるIrwin Jacobs氏の名前を冠しています

  • クアルコムのCDMAの取り組みがIEEEマイルストーンとして2017年11月に選定されたことを記念して建てられたプレート

  • ミュージアムには初期のCDMA移動通信端末が展示されていました

  • クアルコムの技術を採用したモバイル端末の壁面展示

  • クアルコムがかつて行っていた映画コンテンツのデジタル配信

  • こちらはPC向けメーラーソフトのユードラ

  • クアルコム本社社員食堂のテラス。サンディエゴはメキシコの国境にほど近い所にある街なので、1年のほとんどが温かくからっとした過ごしやすい天気なのだそうです