Razer Blade 15は、PCとしての基本スペックも非常に高い。CPUとして第8世代のCore i7-8750Hを搭載し、メモリは16GB、GPUとしてはGeForce GTX 1070 Max-Qを搭載している(下位モデルではGeForce GTX 1060 Max-Qを搭載)。ビデオメモリも8GBと大容量で、最新ゲームも快適に遊べる性能を実現している。
Core i7-8750Hは6コアCPUであり、Hyper-Threadingテクノロジーにより、最大12スレッドの同時実行が可能だ。旧Razer Bladeでは4コアのCore i7が搭載されていたので、コアの数は1.5倍に増えたことになる。
Max-Qは、NVIDIAが薄型ゲーミングノートPC向けとして提供しているデザインであり、上位のGPUでも薄いボディに搭載できる。ストレージとしては、NVMe対応の高速SSDが搭載されている。フォームファクターはM.2で、容量は512GBと余裕がある。
リフレッシュレート144Hz対応の液晶パネルを搭載
Razer Blade 15は、液晶についてもこだわる。今回試用した最上位モデルでは、リフレッシュレート144Hzに対応した15.6型IPS液晶パネルを搭載している。一般的な液晶パネルのリフレッシュレートは60Hzであり、1秒間に60回画像が書き換わるが、144Hzならその2.5倍近くも高速に書き換えられるので、より滑らかに表示される。FPSのように、敵に先んじて相手を認識して行動することが重要なゲームにおいて、大きなアドバンテージとなる。
解像度は1,920×1,080ドットのフルHDである。視野角が広いIPS液晶を採用していることと、出荷時にカラーキャリブレーション済みであることも高く評価できる。前述したように、狭額縁設計を採用しており、左右のベゼル幅はわずか4.9mmしかないので、デザイン的にも美しい。
また、液晶表面が非光沢仕上げ(ノングレア)になっており、外光の映り込みが抑えられているので、長時間利用しても目の疲れが少ない。実際にゲームをプレイした感想は後述するが、応答速度も高速で、快適にプレイすることができた。液晶上部には、100万画素Webカメラが搭載されており、ビデオチャットなどに利用できる。