インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月26日(大阪)と2月2日(東京)、トークイベント「IIJmio meeting #22」を開催した。前回から約4カ月ぶりの開催となる。毎回MVNOやIIJにまつわるさまざまな話題を取り上げる同イベントだが、本稿では東京で開催された回の様子をお届けする。

最初にIIJmio Updateとして、10月〜1月における新サービスや新端末などを紹介。新規扱い端末としてはファーウェイ、OPPO、ASUS、シャープの端末が紹介された。

  • 何かと話題のファーウェイからはMate 20 Proとnova lite 3が新規扱いに。安価なnova lite 3だが性能面ではローエンドの中でもかなり上位に位置する

  • OPPOはR15 Pro/Neoの後継がネーミング変更されているので注意。OPPOは同価格帯では他社よりストレージが1段上なのがウリ。今回グローバルモデル化で防水やおサイフ対応がなくなったのは残念

  • ASUSからはゲーミングスマホのROG(アールオージーと発音)phoneとローエンドのZenFone Liveが登場。Liveはローコスト市場でもかなり人気を集めそうだ

  • 国産ブランド・シャープのAQUOS sense 2は低価格ながら、フルHDの大型IGZO液晶ディスプレイ搭載、防水・おサイフケータイ対応など、機能面での評価も高いという

ちなみに前回のIIJmio meeting #21で紹介された「Motorola moto z3 play 」に拡張モジュール「moto mods」12種をセットにした「IIJmioスペシャルセット」(19万8,000円)は完売したとのことで、会場から大きな拍手が沸き起こっていた。

また、新サービスとして音声通話限定の「IIJmioケータイプラン」(月額920円)が前日からスタートしたことに加え、長期契約者向け特典である「長得」が、契約年数3年から2年に条件緩和されたことを明らかにした。長得では、月の追加パケット1GBぶんのクーポンが3枚配られるほか、公衆Wi-Fiやセキュリティなど4種類の有料オプションサービスから1つを選んで無料で利用できる。すでに2年以上使っている人は、忘れずに特典を選んでおきたい。

  • 「IIJmioケータイプラン」は音声端末専用プランだが、低価格なので海外転勤中の回線キープ用などにも使えそう。パケットクーポンも利用可能ということなので、一時的にデータ端末としても利用は可能だ

  • MVNOも立ち上がりから数年経ち、そろそろ長期ユーザーをキープするための施策も重要になってきている。コストをかけずにお得感を演出するためにどこも知恵を絞っているようだ

続いて、初心者向けである「みおふぉん講座」では、「IIJmioお申し込み時のポイント2019」として、店頭とウェブからの申し込み方法について、それぞれの違いや注意点などが紹介された。会場ではウェブからの申し込みが多かったが、初心者へのおすすめはやはり直接窓口で担当者と相談しながら契約できる店頭受付だとのこと。また、窓口とウェブでは利用できる本人確認書類に違いがあったり、店頭独自のキャンペーンが実施されていることもあるとのことで、これらをうまく組み合わせるのがお得に契約できるコツだという。

  • ウェブから申し込んでも店頭窓口で即日受け取りは可能。14時までに申し込めば当日の20時までに受け取れるので、翌日からどうしても使いたい、というような場合でも間に合うのは嬉しい

  • ちょっと意外なことに、店頭申し込みで本人確認の補助書類として使えた学生証はウェブでは使えず、逆に被保険者証は補助書類なしで利用できる。これは保険者証が転送不可郵便で送られるため、SIMをその住所に送れば本人の居住が確認できるから、とのこと

  • ウェブからの申し込みで本人確認書類の写真をアップロードする際は「JPEG」形式でアップロードすること。iPhone 7以上の機種+最新のiOSでは「HEIC」形式で保存されているので、アップロード前に注意したい

ヘビーユーザーやマニアの集まるIIJmio meetingだが、毎回初心者向け講座もしっかり実施され、案外知られていない・気づきにくいサービスなどを紹介しくれるので、筆者のようなスレた利用者にも気付きポイントがあって参考になる。ヘビーユーザーでも聞き飛ばさずにしっかりチェックしておきたい。