GeForce RTX 2060カードが続々と追加
先週発売が開始された「GeForce RTX 2060」グラフィックスカードに、今週も新製品が登場している。ASUSの「TURBO-RTX2060-6G」は、数少ない貴重なブロワファンモデル。外排気仕様には根強い需要があり、選択肢が増えるのは嬉しいだろう。VRに便利なデュアルHDMIも備える。価格は54,000円前後。
GIGABYTEの「GV-N2060AORUS X-6GC」は、3スロット厚のトリプルファンクーラーを搭載するハイエンドモデル。同社からは早くも3モデル目で、初のAORUSブランドの製品となっており、クロックは1680MHzから1845MHzへと大幅に高速化されている。出力端子は、DisplayPort×3、HDMI、USBタイプCの5つ。価格は59,500円前後。
Colorfulの「GeForce RTX 2060 6G」は、デュアルファンを搭載するスタンダードなモデル。コアクロックはリファレンス通りとなるが、価格はかなり安く、コストパフォーマンスは良さそう。出力端子は、DisplayPort×2とHDMIに加え、珍しいDVIポートまで備えている。TSUKUMO eX.での価格は48,578円。
QLC採用の2.5インチSSDがSamsungから
Samsungの「860 QVO」は、4ビットMLC(QLC)のV-NANDフラッシュを搭載した2.5インチSSD。QLC採用モデルは、Intelから「660p」が発売された例があるが、Samsungからはこれが初めて。第1弾として登場したのは容量1TBのモデルで、価格は15,500円前後。ラインナップとしては2TBと4TBもあり、こちらは2月1日の発売予定だ。
1セルで4ビットの情報を記録できるQLCは、現在主流のTLC(3ビット)より、低コストで大容量を実現できる。860 QVOの1TBモデルは、初登場の時点で価格はすでに最安値クラス。1TBからというラインナップも、大容量向きであることが分かる。
しかしその反面、懸念されているのは、書き換え可能な回数の低下だ。TBW(総書き込みバイト量)を見ると、TLCの「860 EVO」が600TBWだったのに対し、860 QVOは360TBWとなり、保証期間も5年から3年に短縮されている。システムドライブのような用途で使う場合には、やや注意が必要かもしれない。