ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから、本日11月9日に発売したソニーモバイルコミュニケーションズのフラッグシップモデル「Xperia XZ3」。最大の進化点は、Xperiaシリーズでは初となる約6.0インチの有機ELディスプレイです。
4K有機ELテレビの技術を投入
ソニーのテレビ「BRAVIA」シリーズの技術を応用するなど、これまでの液晶ディスプレイも十分にハイクオリティでしたが、今回は4K有機ELテレビ「BRAVIA」のエンジニアがモバイル向けにこだわりぬいて画作りしたという、QHD+(2,880×1440ドット)の有機ELディスプレイを採用しています。
もちろんHDRにも対応しているのですが、同じくHDR対応だった前モデル「Xperia XZ2」と見比べても黒がぐっと締まって、さらに色鮮やかになった印象。動画やゲームはもちろんですが、カメラを構えるときも撮った写真を見るときも、このディスプレイだとかなり気分が上がります。
本体も薄く、軽くなりました
ディスプレイに有機ELを採用したことで、「Xperia XZ2」に比べるとかなりスリムにもなりました。前モデルは厚さが11.1mmありましたが、「Xperia XZ3」は厚さ9.9mm。重さも5gほど軽い約193gとなっています。
背面がガラスかつ手に馴染む曲線を採用するなど、基本的なデザインコンセプトは踏襲されているものの、前モデルが”ぽっちゃり”だとしたら「Xperia XZ3」は”ふっくら”くらいになった印象。さらにカラーも、ボルドーレッドやフォレストグリーンなどほかにはないXperiaらしい展開で、持っていればひと目でそれとわかる個性派です。
ケースを付けて使うのがもったいないくらいですが、いかんせん背面がツルッとしていてなおつカーブしているので、テーブルなどに置いたときに滑り落ちる危険度は高め。安心のために、やはりケースがあったほうがいいかもしれません。各カラーにあわせた純正ケースが用意されているほか、専用のカバーストアがあり、ケースが豊富に選べるのもXperiaならではです。
もちろん見た目だけでなく、中身にも新しい機能がいろいろと追加されています。中でも今回、特に大きく変わったのがUIに関する部分。メーカーからひとあし早くお借りして、2週間ほど使い込みましたが、今感じているのは「これは、なかなか使いやすいかも」ということ。まずはカメラから、使いやすさの理由を紹介したいと思います。