こうしたAmazon Alexa関連の大きなニュースが相次いで報じられる中、Googleのスマートスピーカー製品にまつわるとある噂が、海外で大きく取り上げられました。それはGoogleがスマートディスプレイと呼ぶ、画面付きのスマートスピーカーを、自社ブランドで発表するというニュースです。

7インチディスプレイ付き「Google Home Hub」の噂!

これは海外のリーク情報によるもので、7インチディスプレイを備えた「Google Home Hub」なる名前のスマートディスプレイが、10月上旬に発表されるというものです。Googleアシスタント搭載のスマートディスプレイはすでにLenovoやJBLなど数社から発売されており、これから年末にかけて発売を控えているメーカーもありますが、Google自らが純正品を投入するとなると、これらの展開に大きな影響が出ることが予想されます。

注目すべきは149ドルという価格で、サードパーティ製の8インチのスマートディスプレイに比べて2~3割も安価であることから、市場に投入された暁には、サードパーティー製品が価格の見直しを迫られるのは確実です。

本稿執筆時点ではまだ正式な発表はありませんが、発表日にまつわる具体的な情報も出回っており、近い将来に何らかの動きがあるものと見られます。Amazonが「Echo Show」を12月に発売することが決定している現在、日本における展開も気になるところです。

パーティ向けのソニー製スマートスピーカーが10月発売

なお、Googleアシスタント陣営では、ソニーが海外で今夏に発売済みの、持ち歩きを前提としたスマートスピーカー「SRS-XB501G」を、国内でも10月6日に発売することを発表しました。

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友人を招いての自宅でのパーティーなどでの利用を想定したモデルで、そのコンセプトから日本ではおそらく発売されないだろうと見る向きもありましたが、ここにきて国内向けに投入されることになりました。日本ではやや影が薄いサードパーティー製のスマートスピーカーですが、用途特化型であるこの製品がどのように評価されるか注目したいところです。