ここまで見てきたのはハードウェアの発表ですが、Amazonではこれ以外に、20種類を超えるAlexaの新機能を発表しています。前月までにAlexaブログなどで予告されていた機能以外にも、さまざまな分野での新しい取り組みが紹介されており、Alexaを中心としたエコシステムの将来を垣間見ることができます。
Alexaで家をスマートホーム化する新機能が発表
例えば、自宅で侵入音などの異常が検知された際にユーザーに通知するホームセキュリティ機能や、インターホンとの連携機能、インターネットへの接続が行えない場合にEchoデバイスをローカルで製品を制御できる機能、ユーザの日々のルーチンを予測し忘れていた時に提案する機能など、Alexaの使い方をさらに広げてくれる機能が紹介されています。
このほかにも、使い勝手の改善にまつわる新機能も多数発表されています。例えば、位置情報をベースにしたリマインダー機能や、かねてより導入が噂されていた、複数の音声コマンドを一度に使える機能、さらにはメールの着信チェック機能のような、これまでなかったのが不思議な機能も名を連ねています。音声を使って指定サイトにアクセスできるウェブブラウザ機能や、一足先にMicrosoftが発表した、Skypeとの連携機能についても触れられています。
これらはいずれも数ヶ月以内に導入されるとのことで、日本で使えるようになるにはもう少し時間がかかると見られますが、これまでよりもさらに一歩進んだ、より身近なスマートホームライフの到来を予感させます。リンク先(プレスリリース)は英文ですが、興味のある方はチェックしてみてください。
Alexaのコミュニケーション機能、日本でも利用可能に
一方、日本国内では、すでに発売されている「Echo Spot」に、ビデオ通話を行える機能が追加されました。自宅内だけではなく遠隔地のEcho Spotとやりとりができることが特徴で、海外ではすでに導入されていましたが、大画面モデルである「Echo Show」が12月に発売されるのを前に、日本でも正式に対応した格好です。
ちなみにEcho Spot以外の画面なしのモデルでも、音声メッセージの送受信機能や、呼びかけを行う機能が追加されており、Alexaデバイス以外に、Alexaアプリでも利用できます。