いま急速に市場が広がるスマートスピーカーの軌跡をまとめる短期連載「スマートスピーカー関連ニュース一気読み」。スマートスピーカーの最新動向をまとめてお届けしています。今回は「2018年9月」編です。 |
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9月のスマートスピーカー界隈で、大きな話題になったのは、Amazon「Echo」シリーズの新製品と言っていいでしょう。
画面付き「Echo Show」第2世代モデルが日本発売
なかでも、これまで日本未発売だった画面付きモデル「Echo Show」の第2世代モデルが、日本に投入されることが決まったのは、ひとつの目玉と言えます。Google陣営も含め、スマートスピーカーは画面付きのモデルがひとつのトレンドとなりつつありますが、日本でこれまで画面付きモデルといえば「Echo Spot」しかなく、この「Echo Show」こそが本命になる可能性は大きいと見られます。
ちなみに画面サイズは10インチ、CPUはIntel Atom x5-Z8350と、まさにタブレット並みのスペックです。ただし発売予定は12月とまだ先で、それまでの間に他社から強力な新製品が出てこないとも限らないだけに、要注目と言っていいでしょう。
Alexa対応の時計や電子レンジ、コンセントも!
さらに「Echo Dot」「Echo Plus」の新モデルも、併せて発表になりました。特に「Echo Plus」は、現在販売されているモデルが、現行モデルよりも一世代前、第1世代Echoと同じ古いフォームファクターをベースにしていただけに、待望のリニューアルと言えます。ちなみにこちらは前述のEcho Showよりも早く、10月下旬に発売されます。
こうした動きと並行して、Alexaにネイティブ対応したスマートホーム製品をAmazonが一斉に発表したのも見逃せないところです。時計や電子レンジなど、サードパーティ製品では見られない製品も多数ラインナップされており、これまでいわばEchoという「幹」しかなかったところに、周辺デバイスが多数投入されることで、Echoを中心としたスマートホーム環境が一気に充実することになります。
ちなみにその多くは日本での発売は現時点で未定という状況ですが、Echoシリーズ用のサブウーファー「Echo Sub」のみ、日本での発売が決定しています。