このほかのYoga製品も進化

Yoga C930は従来のYoga製品のグレードアップ版と言った感じです。今回はヒンジに改良を加え、ヒンジの中にツイータースピーカーを内蔵しています。画面は13.9インチ4KIPS液晶に加え、サウンドはDolby Atmos、表示はDolby VisionとDolby社の技術が入ったAV機能が魅力となっています。

  • Yoga C930。ヒンジ部にスピーカーを内蔵したサウンドバーヒンジを採用し、さらにDolby Atmosでいい音を追及。ディスプレイも4KIPSなので、オンライン動画再生に威力を発揮しそうです

  • サウンドバー近辺をドアップ。ツイータースピーカーが配置されており、ボディ内にウーファーが入っています

  • Yoga C930の分解写真。ウーファーがバッテリーで押さえられています。冷却ファンも左右別パーツで形も微妙に変えてあり、ThinkPad X1と同等のコダワリがみえます

この製品にもペンが同梱されていますが、このペンは本体にすっぽりと収納され、収納時に充電されるのでペンの実用性が高いのも特徴となっています。細かい所ではwebカメラにシャッターが付いており、スライドするだけで無効になります。

  • 背面のドアップ。中央左に見えるのが収納されているスタイラスペンで、ぴったり収まっている上、収納中は充電されているのですぐに使えます

  • 従来(左)はタブレットモードにすると段差が目立ってしまっていたのですが、どのモードでもいいデザインを目指し、C930のタブレットモードはエッジもスッキリまとまっています

Yoga C930は11月上旬発売で市場想定価格は店頭予想価格は税別179,800円前後から。となっています。

小型軽量と長時間利用はなかなか両立しないのですが、これを大きく変えたのがYoga C630です。バッテリ寿命が長いのはCPUにIntelやAMDのCPUではなく、スマホでおなじみのQualcommのSnapdragon 850を使っているからです。

  • デバイスマネージャーを開いてみました。たしかにCPUにSnapdragon 850の文字が見えます

日本のJEATA基準ではまだ測定されていませんが、最長25時間という「丸一日使える」バッテリ寿命と常にスタンバイというスマホライクな使い勝手が魅力です。一方、価格と発売時期はまだ未定で今年中の発売を予定しています(発売チャネルも現在検討中だそうです)。

  • Yoga C630はチップセットにQualcommのSnapdragon 850を使う事で最長25時間と驚きのバッテリライフを実現してます

以上の三製品はすべてアイアングレーのカラーのみとなります。この辺りを櫛田さんに尋ねたところ「色も個性的にしたかったが、販売店からのヒアリングの結果、無難なカラーになった」とのこと。個性的なカラーリングのPCが売れるというわけではないのもわかりますが、Web販売限定色に期待したいところです。

最後にYoga S730が紹介されました。Sはスリムを意味しており、一番厚い部分でも11.9mm。アルミを多用したスタイリッシュな製品となっており、この製品にもDolby Visionに対応するほか、左右3.62mm、上6.69mmと非常に薄いフチになっています。

  • Yoga S730は伝統的なクラムシェルデザインながら左右3.62mm、上部6.69mmと薄いベゼル、本体最厚部でも11.9mmと薄型モデルの製品です

バッテリーはCore i5モデルで12時間。Yoga C930は11月上旬発売で市場想定価格は139,800円~です。S730はプラチナカラーの提供となります。

また、今回の製品を含め、Yogaシリーズには水没や盗難紛失にも対応するアクシデント・ダメージ・プロテクション(ADP)が1年付属します。この辺もプレミアムモデルを意識した体制です。

  • YogaはLenovoのプレミアムモデルという扱いになったため、サポートも従来オプションだったADP一年となっています

  • 2018年秋冬のIdea製品群。すでに発表済ですが、一番左のIdeacentre AIO 730Sはweb販売を主体としており、展示はレアとのことです