Surface Goが発表されたとき、日本版ではMicrosoft Officeのバンドル版しか販売されないため、米国版のような割安感が感じられないことで話題になっていましたよね。発売日が近くなっていたその頃には、いち早く米国版をゲットした人たちのレビュー記事がいくつも公開されていました。

気になるポイントが詰まったSurface GO

実は私、ずっと気になっていたことがありました。それは「2in1」の波に乗れていないことです。キーボードをヒンジで折り曲げてタブレットとして使う、もしくはタブレットにキーボードを装着できる、あの「2in1」です。Windows 8の時代から注目されていた2in1ですが、パソコン買い換えの時期にかぶらなかったこともあり、そのままやり過ごしていました。

さらに波に乗り遅れていたのが、タッチパネルです。先日、私の娘にノートパソコンを購入したのですが、彼女が条件として出したのは「タッチパネルのノートPC」であること。ノートパソコンの画面を自然にタッチしてしまうのが、スマホ世代です。「マウスもキーボードも煩わしい」と言うのは娘だけではなく、取材で会う10代の子たちみんなが口を揃えていう言葉でした。「だよねー。わかるー」と適当に話を合わせていた私ですが、ノートパソコンの画面をついタッチしちゃうことなんてありません。「もはや旧人類!?」という焦りがあったことは事実です。

そしてスタイラスペンです。ペンでの入力がスムーズになっていることはスマホで感じていたのですが、試用した程度で実際に仕事でバリバリ使ったことはありませんでした。でも、iPad Proの発売により、ペンでの入力が仕事に便利だという声をあちこちから聞くようになりました。私の周囲ではiPad Proを購入した人たちが多く、やれ何インチがいい、Apple Pencilはどうだ、SmartKeyboadの打鍵感はどうだと楽しそうに話していました。その盛り上がりぶりは「タブレットも仕事に使えるようになったんだ」と感じるものでした。

仕事するなら使い慣れたWindowsがよかった

とはいえ、やはり仕事をするなら使い慣れたWindowsにしたかったのです。何しろ、私の仕事における大切なパートナー、テキストエディタ「秀丸」の対応OSはWindowsのみです。そしてWindowsの2in1なら、やっぱりWindowsを作っているMicrosoftのデバイスにしたかった。元OSエンジニアの私は、OS開発元が作っているデバイスが好きなのです。

「Surface Goなら小さくて軽いし、昭和な私でもPC業界の最新テクノロジー全部入りの波に乗れちゃうのでは!」

ということで、Surface Goの購入を決めました。

  • うちに来たSurface Go。インスタ映えします