この日はタスクライトだけではなく、ヒーターと扇風機機能を搭載した一台三役の空気清浄機「Dyson Pure Hot+Cool」も発表されました。こちらは2018年4月発表の「Dyson Pure Cool」に、ヒーター機能を搭載したモデルとなります。

  • Dyson Pure Hot+Cool

    Dyson Pure Hot+Coolとそのアプリ。本体カラーは、ホワイト/シルバー、アイアン/ブルーの2色。写真はアイアン/ブルー

Dyson Pure Hot+Coolの特徴は4つです。

1つは部屋の空気の状態をさまざまなセンサーで「検知」すること。2つめは高性能なフィルターで有害物質を強力に「清浄」すること。

3めが独自のAir Multiplier テクノロジーで部屋の空気を「循環」させること。最後の4つめがヒーター機能の搭載です。ちなみに、これまでダイソンのヒーターは1,200Wだったのですが、本製品は1,400Wとパワーアップしています。

  • Dyson Pure Hot+Cool

    会場に用意されていたDyson Pure Hot+Coolをカットしたモデル。矢印部分にセラミックヒーターを配置。ヒーターのまわりは断熱スペースがあるので、白い本体部を触ってもやけどをしない、子にもにもうれしい安全設計です

「検知」に関しては、3種類のセンサーを搭載。ひとつがレーザーで微粒子やホコリを検知するもの。次に有害ガス・ニオイを検知するセンサー、そして温度・湿度センサーです。これらの情報はアプリで確認できるほか、本体正面に配置された小型の液晶画面でもチェック可能です。

  • Dyson Pure Hot+Cool

    会場では、特殊なライトでホコリをチェックするデモ。子どもが枕を叩くと大量のホコリが舞うのがわかります。Dyson Pure Hot+Coolは、こういった生活環境での汚れをすばやく検知して、空気を清浄化します

  • Dyson Pure Hot+Cool

    会場のDyson Pure Hot+Cool近くでヘアスプレーを使ったところ、液晶画面にVOC(揮発性有機化合物)のマークが点灯! アプリでわざわざ調べなくても、今の空気の状態を液晶画面でチェックできるのは便利ですね

  • Dyson Pure Hot+Cool

    空気に問題がないときは、液晶画面で温度や空気の汚れの履歴グラフ、現在の運転状態などを表示させられます。写真の表示はPM2.5の量です

「清浄」には2種類のフィルターを使います。PM0.1の微粒子までも99.95%捕らえるというグラスHEPAフィルターと、有害ガスやニオイなどに有効な活性炭フィルターです。フィルターの寿命も、アプリや本体の液晶画面でチェックできます。

また、部屋の空気の「循環」は、ダイソンの「羽根のない扇風機」に使われるAir Multiplier テクノロジーを利用。毎秒290Lもの空気で部屋の空気を循環させるといいます。

最大350度ある首振り機能で、暑いときは部屋の広い範囲に風を届けられるほか、「風にあたりたくない」ときは、背面から「人が感じない程度の風」を排出するディフューズモードも搭載します。これは「風は感じたくないけれど、部屋全体の空気をキレイにしたい」といった用途に使います。

  • Dyson Pure Hot+Cool

    本来なら矢印方向に風を送風しますが、ディフューズモードでは反対方向(写真左方向)に緩やかな風を送ります。写真はディフューズモード運転時ですが、弱い風のため風車もほとんど動いていません