同じくボッシュのブースから。スイッチ部分に小さな絵が描いてあります。これ、よく見るとクロワッサンとコーヒーの絵なのが分かりますね。
このスイッチを押すと、コーヒーメーカーやオーブンを動かして朝食の準備ができるというもの。部屋の照明をつける感覚で、家電を動かせるというわけです。スマホいらずで、ちょっとしたアナログな感じが楽しかった! このスイッチを寝室に設置しておくと、起きてすぐに使えそう。日本版を作るなら炊飯器のスイッチでしょうか。
ボッシュは、機器同士を連携させる「ホームコネクト」に力を入れています。スマートスピーカー、スマートフォン、専用リモコンなどで操作し、操作できる家電も多彩。コーヒーメーカー、オーブン、食器洗い乾燥機、冷蔵庫、洗濯機など多岐にわたります。
さらに、Amazon dash、冷凍食品のEismann、レシピ提案型スーパーのKochhausなどとも提携し、家の中だけでなく外とのコネクテッド化が進んでいます。また、家電以外にも車のコネクテッドにも力を入れています。そんな「コネクテッド」先進企業のボッシュが、古典的なスイッチに注目したところが意外です。
2つ温度帯で調理できるビルトインオーブン
日本にいると、なかなか取材する機会がないサムスンの生活家電。一気に心をつかまれたのが「Dual Cook Flex」です。このビルトインオーブンは、1室2段で使うだけでなく、2室にわけて使えるオーブンなんです。2室ずつ使う時は、別々の温度に設定できます。
ヨーロッパはオーブン料理をよくするといわれていますが、それを裏付けるようにIFAの生活家電ブースは、ビルトインオーブンをよく見かけました。タッチパネルやスマホ連携、スチーム料理ができるといった機能を備えているものが多いのですが、Dual Cook Flexほど構造そのものを変化させるものはありませんでした。