8月31日から9月5日、ドイツのベルリンで欧州最大の家電見本市「IFA2018」が開催されました。メイン展示のひとつ、生活家電は、地域のライフスタイルを反映したものが多いため、ヨーロッパ向けの製品は日本の生活家電とは違った特徴のモノがたくさん。ヨーロッパらしい、デザインにこだわった製品の数多く出展されていました。
日本市場には投入されない製品が多いのですが、日本でも発売してほしい! という願いを込めて、思わず欲しくなった製品を紹介します。
まずはドイツの総合電機大手メーカー、シーメンス。大型家電を中心に、機器同士の連携など未来感溢れる展示をしていました。注目は、トッププレートのどこに置いても調理できるIHクッキングヒーターです。
トッププレートに置いた調理器具の位置、サイズ、形状を最大6個まで自動的に検出して調理します。トッププレート上で調理器具を動かすと、それにあわせて加熱部分も移動するので、加熱部分の場所にとらわれず自由に調理ができそうです。操作は液晶パネルで行い、使っていないときはシンプルなプレートなので、キッチンもすっきりします。
そうか、プロジェクターを使えば便利だったんだ
続いて同じくドイツのボッシュ社のブースから。「The Future of Cooking」のコーナーに展示されていたのは、キッチン用のプロジェクターです。名前は「PAI」。フルカラーのタッチスクリーンディスプレイを、キッチンカウンター上に投影して使います。投影画面に触れて操作します。
料理をする人は基本的に下を向くので、トッププレートに確認したい画面が投影されると、作業がしやすくなります。手が食材で汚れているときもあるので、タブレットなどを操作すると画面の汚れが気になります。トッププレートなら、もし食材が付着しても普段と同じようにお手入れすればいいのでラクです。動画を再生できるので、手順が複雑な調理も確認しやすくて便利ですね。
ちなみに、キッチンでプロジェクターを使う試みは、エレクトロラックスのブースでも紹介されていました。