有機ELのA9Fシリーズは、2017年発売のA1シリーズと同じ、ワンスレートデザインを継承。パネルを5度傾けた状態で、背面のスタンドを使って卓上カレンダーのような設置するスタイルです。

  • 有機EL BRAVIAのA9Fも、5度の傾斜を付けて立てかけ設置するスレート状のデザインを採用

このスタンド、両サイドを斜めにカットしたようなデザインに変わりました。テレビを設置した状態で横からのぞき込んで見たときも、スタンドの存在がちらついて見えず、気にならないような工夫を凝らしています。

  • 背面のスタンドは両サイドに切り込みを入れて、横から見たときに目立たないデザイン

パネルから音が出ているような“画音一体”の視聴が楽しめる「アコースティックサーフェス」は、好評につき引き続き採用。パネルの背面に搭載するアクチュエーターは、A1シリーズの2基から3基に増設されました。

左右横向きのサブウーファー×2基を搭載するととに、最大出力がアップしたアンプで鳴らす3.2ch構成の立体音響システム、「アコースティック サーフェス オーディオ+」を一体化。映像に合わせて前面のガラスを振動させ、被写体の位置に合わせて音を定位させながら、テレビの常識を越える迫力あふれるサウンドを再現します。

  • Z9Fシリーズの背面。端子は横に向けて配置してすっきりと

  • 液晶テレビはパネルの左右にテーブルトップスタンドを装着して設置

もし、AVアンプと5.1chのサラウンド環境を自宅に構築している場合は、テレビをセンタースピーカーとして設定できる機能が加わりました。

BRAVIAのアコースティックサーフェス機能による、画面から音が出るような定位の鮮やかなセリフや、ボーカルの声を楽しめるようになります。設定としては、テレビの背面に新設された端子に、AVアンプからスピーカーケーブルをつないで、テレビ側の設定でセンタースピーカーモードをオンにするだけです。アンプの自動音場設定をかけて、音場のバランスを整えることも可能です。

  • テレビをマルチチャンネルサラウンド環境でセンタースピーカーとして使えるモードも新設