ベンチマークスコアを見てみましょう。今回はCPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15」、グラフィックベンチマーク「3DMerk 8 v2.5.5029」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.1」、バッテリーベンチマーク「BBench」を実施しました。
「Core i7-8550U」を搭載するノートPCとしては、CINEBENCH R15のCPUスコアはあまり奮わない結果です。HP ENVY 15 x360はユーティリティー「HP Command Center」で温度調整と冷却機能の制御を設定可能ですが、「最適化」と「ゲームまたはCPU使用率の高いソフトウェアに最適」のどちらを選んでも、CINEBENCH R15に誤差以上のスコア差は見られませんでした。
バッテリー駆動時間については、ディスプレイの明るさを40%に設定した場合、100%から5%に減るまでの時間は9時間23分29秒でした。カタログスペックの約11時間を達成するためには、もう少しディスプレイを暗く設定する必要があります。
■ペン対応15.6型コンバーチブルノートPCとしてコスパ抜群!
コンバーチブルや2in1タイプのノートPCの多くは、携帯性を重視して12~13型ディスプレイを搭載しています。しかし今回、15.6型のHP ENVY 15 x360を試用して、大画面ではタブレットとしての使い勝手や、ペンを使った作業でメリットが大きいと強く感じました。
15インチクラスの大画面と、外部GPU搭載によるハイパフォーマンスが必要であれば15インチ版「Surface Book2」を選ぶべきですが、価格情報サイトの最安値でも税込み24万円オーバーとかなり高くつきます。コスパの高いペン対応15.6型コンバーチブルノートPCとして、HP ENVY 15 x360は魅力的な選択肢のひとつであることは間違いありません。
メーカー | 日本HP |
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製品名 | HP ENVY 15 x360(パフォーマンスモデル) |
ディスプレイ | 15.6型フルHDグレア(タッチ対応、LEDバックライト、1,920×1.080ドット) |
CPU | インテルCore i7-8550U(4コア8スレッド、1.80/4.00GHz) |
メモリ | 8GB DDR4-2400 SO-DIMM |
ストレージ | 256GB(PCIe NVMe M.2)、1TB HDD |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620(CPU内蔵) |
OS | Windows 10 Home 64bit版 |
ネットワーク | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.2 |
インタフェース | USB Type-C 3.1 Gen1(右側面×1)、USB Type-A 3.1 Gen1 (左側面×1、右側面×1)、HDMI 2.0(右側面×1)、SDメモリーカードスロット(左側面×1)、ヘッドセットジャック(左側面×1) |
Webカメラ | 92万画素 |
バッテリ駆動時間 | 約11時間 |
本体サイズ/重量 | W359×D245×H19~20mm / 約2.11kg |