ビュッフェもアフタヌーンティーも七夕で - 東京ディズニーランドホテル編

ハモもアンチョビも抹茶も七夕を彩る

「エッセンス・オブ・スタイリッシュキュイジーヌカンナ(CANNA)」からは、同じく7月7日までの"ディズニー七夕デイズ"スタイリッシュカンナウィッシングカード付き(1万円)が登場。ディナーで提供されるのは以下の6品ですが、今回は3品に厳選して紹介します。

「エッセンス・オブ・スタイリッシュキュイジーヌカンナ(CANNA)」では、ディナーコースを紹介

・ズワイ蟹とイエローガスパチョ
・冷たい葛餡を纏ったハモの湯引き夏野菜のサルサ
　キュウリのエスプーマと共に
・海老しんじょうを巻いた軍鶏のロースト
シシトウのフリットと大葉味噌を添えて
・笹で包んだスズキのポワレ
　コリアンダー香るアオリイカのコンディメントとカフィアライムのフォーム
・国産牛ランプのグリルトウモロコシとトリュフのニョッキ
ヴァドゥーバンマサラのジュ
・抹茶のガトーオペラ黒糖と梅酒のシャーベット

6品の中から3品を紹介

はじめに紹介する「冷たい葛餡を纏ったハモの湯引き」は、ハモを湯引きして表面に昆布だしの葛餡をゼリーのようにコーティング。その上に添えているイクラに似たものは「マスキャビア」(別名: フレンチキャビア)。ハモの下にはたっぷりと角切りの夏野菜(キュウリ、ミョウガ、叩き梅、オクラ、塩昆布)が並び、しろ醤油とオリーブオイルに加え、少し辛いサルサソースとの組み合わせで爽やか、かつ、涼しげな味わいになっています。

「冷たい葛餡を纏ったハモの湯引き」のハモの上にはマスキャビアが乗っている

プレートの中央にはビーツ、大根、ゆかりのフレンチドレッシングを使って描いた天の川が流れ、きゅうりのエスプーマはサワークリームを使い爽やかな後味に。キヌアとスモークホタテを湯葉で巻いた湯葉ロールは、アメリケーヌソース(甲殻類を使ったソース)でいただきます。

笹で包んだスズキのポワレは、七夕にちなんで笹で包んであるため、ほのかに笹の香りを楽しめます。皮はパリッと焼いてありながら、身はふっくらと柔らか。ふんわりとした泡(フォーム)は、アーモンドミルク、カフィアライム(東南アジアの柑橘類)を混ぜたもの。香ばしく焼いたスズキの下には、ツルムラサキのソテーやキャベツのブレゼ(蒸し焼き)、白マイタケのソテーが敷いてあります。

「笹で包んだスズキのポワレ」は見た目の可愛らしさと共に、笹の風味も楽しめる

コリアンダーがアクセントのアオリイカ、アンチョビ、赤タマネギ、エキストラバージンオイルが入ったサルサソースは、スズキの風味をより一層おいしくしてくれる優れもの。こんなに色々入っているのに、味がけんかしていない素晴らしいメニュー。これは必食です。

デザートは、和テイストの抹茶ガトーオペラ。通常、オペラとは、コーヒー、バタークリーム、アーモンドのジョコンド(薄いスポンジ)を幾層にも重ねたものをさしますが、今回は通常のオペラのコーヒー部分を抹茶に置き換えた和テイストの味になっています。使用しているのは、抹茶風味のバタークリーム、アーモンド使用のジョコンド、ホワイトチョコレートと様々な甘みが絡み濃厚な味に。

「抹茶のガトーオペラ黒糖と梅酒のシャーベット」は和をテーマにした大人な一皿

オペラの上には飴細工に竹炭を入れて仕上げたオーパリーヌが乗り、マンゴー、メロン、甘夏、マンゴー羊羹、小豆をはじめ、ミカンのジュリアンコンフィ(皮を細く切って砂糖で煮詰めたもの)や、黒糖と梅酒のシャーベットなど、大人テイストのデザートが並びます。

もちろん、このコースには、東京ディズニーシーホテルミラコスタ、ディズニーアンバサダーホテル同様に、七夕のウィッシングカード付きです。見つめ合ったドナルドとデイジーは同じデザインですが、ディズニーアンバサダーホテルはブルー、ホテルミラコスタではピンク、東京ディズニーランドホテルではオレンジのデザインとなっています。