3つのカメラで3方位の安全をチェック
車庫入れなどの際に便利な後方を映し出すバックビューカメラが一般的になっているが、さらに周辺カメラを増設ずることで安全確認を充実させることができる。そんなモデルのひとつがアルパインの「ビッグX」だ。
3カメラ・セーフティパッケージと呼ばれるセットには、カーナビ(ビッグX)に加えて、マルチビュー・フロントカメラ、サイドカメラ、マルチビュー・バックカメラがパッケージされているため、前、後、左サイドをカメラで確認することができる。しかも、カーナビと連携しているので、使い勝手も良いのが特徴だ。
各カメラの映像はカーナビの画面で確認できるのだが、ビッグXの魅力は音声による操作でカメラ映像を切り替えることができる点。この音声認識機能は「ボイスタッチ」と呼ばれ、これまでの音声認識のように発話時のトリガーとなるボタン操作などが必要なく、いきなり話しかけても認識するのが特徴だ。また、利用可能な言葉をよく使う12のキーワードに限定しているため、認識率や認識スピードが非常に高い。
「サイドカメラ」で画面がチェンジ
カメラとの連携で特徴的なのは、サイドカメラの利用シーンだろう。狭い道で対向車とすれ違う時、左側に車を寄せる際に気になるのが路側の状況や壁、植え込みなどの存在。そんな時に「サイドカメラ」と発話すると、瞬時にサイドカメラ映像がナビ画面に映し出され、路側の状態を確認することができるのだ。映像を見ながら側溝の状況や路側の壁などとの間隔を確認できるため、安心して幅寄せができる。
また、狭い路地から大通りに出る際に「フロントカメラ」と発話すると、フロントカメラが左右の道路の状況を映し出してくれる。近づいてくる自転車や歩行者なども、これでいち早く発見できる。これらのカメラ機能をフル活用し、安全運転を心がけよう。
アルパイン「ビッグX"11"」EX11Z-AL
価格: オープン価格
モニター: 8V型ワイドXGAタッチパネルモニター(LEDバックライト)
地デジ: 12セグ・ワンセグ
対応メディア: DVD、CD、Bluetooth、USB、SD、HDMI