多彩な清掃モードがうれしい
RV-EX20は、センサーにより床質とゴミの量を見分けて自動でパワーを調整してくれます。ゴミが多いと判断した場合にはそのエリアに戻って掃除することも可能です。
機能面でユニークなポイントは、掃除モードや掃除コースの多彩さ。ロボット掃除機といえば、部屋を自動でお掃除できるのが利点ですが、清掃能力をさらに高めるため、部屋の状態や環境に応じてカスタム運転させられるのはありがたいところです。
運転モードは「自動モード」のほかに、「念入りモード」「スポットモード」があります。これらは他社製品でも採用されているものなので珍しくはありませんが、独自なのが「おこのみモード」です。家具の配置など状況に合わせて「壁ぎわ走行重視」「脚周り走行重視」「反射走行重視」と3種類の走行パターンを選ぶことができます。自動車のサスペンションモードみたいですね。
「壁ぎわ走行重視」は、壁ぎわに毛やゴミが溜まりやすい部屋に有効。ペットを飼っており、ペットの抜けた毛が壁ぎわに溜まってしまう家庭では重宝しそうです。「脚周り走行重視」はその名のとおり、テーブルやイスなどの脚周りを念入りに掃除してくれるモード。反対に、家具や障害物が少ない部屋を広範囲に効率よく掃除したいときには「反射走行重視」が有効です。
面白い機能が「そこだけスポット」運転。自動モードで運転中にアプリで「スポット」ボタンを押すと、その場で「スポットモード」に切り替わり、汚れているところを重点的に掃除したあと、自動運転に戻ります。RV-EX20が稼働中であっても、ほこりが溜まっているところをユーザーが見つけたとき、柔軟に対応してくれるというのは、自動運転が主体のロボット掃除機でありながら、目からウロコが落ちる機能ではないでしょうか。