AS SSD Benchmarkには、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルを多数コピーすることを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが用意されている。
970 PRO 1TBのファイルコピー転送速度は、ISOが2,132.70MB/秒、Programが1,005.70MB/秒、Gameが1,584.98MB/秒。対して960 PRO 1TBは、ISOが1,624.48MB/秒、Programが1,092.52MB/秒、Gameが1,673.87MB/秒となった。ISOは970 PRO 1TBのほうが960 PRO 1TBよりも約31%高速だが、ProgramとGameはわずかに960 PRO 1TBのほうが高速だった。
970 EVO 1TBのファイルコピー転送速度は、ISOが2,197.97MB/秒、Programが1,012.31MB/秒、Gameが1,579.09MB/秒。対して960 EVO 1TBは、ISOが1,626.72MB/秒、Programが1,071.82MB/秒、Gameが1,642.41MB/秒となった。こちらも、ISOは970 EVO 1TBのほうが960 EVO 1TBよりも約35%高速だが、ProgramとGameはわずかに960 EVO 1TBのほうが高速だ。
コンプレッションベンチマークも実行した。コンプレッションベンチマークは、圧縮が効かないランダムデータから、同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータ構成を変えて、転送速度を計測するテスト。
書き込み時にデータ圧縮を行うSSDでは、グラフが右肩上がりの曲線となるが、今回テストした4製品はすべて(多少の上下はあるものの)ほぼ一定であり、データ圧縮のしやすさに関わらず、安定したパフォーマンスが得られることが分かる。ただし、Samsung SSD 960 1TBは、ライト速度の振れ幅がやや大きい。