――Season1、Season2同様、凶暴なアマゾンを"駆除"するべく、駆除班のみなさんはハードなアクションに挑まれていると思いますが、今回の映画でのアクションシーンはいかがでしたか?

俊藤:映画でのアクションもすごいんですよ。特に望はすごかったよね。

勝也:望! 今だよ。今お前がしゃべるところなんだよ。

俊藤:今いかなかったら、いついくんだよ!

宮原:え……(緊張)。

田邉:何なら、2時間くらい語っててもいいよ(笑)。

俊藤:俺たち向こう行って、メシ食って待ってるから。

宮原:逆にしゃべり辛いって! でもしゃべります(笑)。Season2では1よりもアクションが少なく、自分としても悔いが残っていました。映画では意外と"動ける"シーンが多かったので、よし!と思って撮影に入る前から練習し、体を作っていたんです。そんな気持ちで臨んだ撮影なんですけれど、ロケ現場がすごくて……。足元が砂利で、木とかも多くてぜんぜん踏ん張れないし、かなり苦労しました。駆除班の靴って壊れやすくて、Season1のころから数えて4足目なんですけれど、これもまたチャックが全開になっちゃって……。「もう靴がないんだよ」って言われて、ブカブカのままでアクションをやったのが大変でした。

俊藤:そういうこと言う?(笑)

宮原:でも、こういう過酷な部分こそが"駆除班"なんじゃないですか(笑)。

俊藤:それなら、一番ダメだったこと言って!

宮原:ダメだったこと?

俊藤:ヘルメットのこと!

宮原:ああ、ヘルメットはSeason1のころから頭のサイズに合ってなくて、大きすぎるんですよ。被っているとだんだん下がっちゃって、前が見えなくて困りました。

俊藤:みんなそうなんだよ。回転したら、どこが正面なのかわからなくなる(笑)。

勝也:僕らみんなそうでしたね。転がって起き上がると、ヘルメットが下がって前が見えないっていう(笑)。でも動きを止めるわけにもいかないんで、そのまま芝居を続けるしかないんです。

田邉:ヘルメット……大きかったですね。

宮原:フクさんは被ってないでしょ! いつも帽子でしょ(笑)

勝也:この人はいちばんヘルメットがフィットするはずなのに、被っていないんですよ(笑)。

俊藤:ヘルメットには、アゴの部分に固定するベルトがあるんです。

勝也:一回僕そこに合わせてみたんですが、その姿がなんか、ヘンなキャラクターみたいになってしまって(笑)

俊藤:きちっと被るのではなく、ラフに被れっていうのは、最初に指示されたことだったんです。

宮原:アクションが多いですし、転がったりするんで、どこかわかんなくなるし、両手にナイフを持っているのでヘルメットを上げるわけにもいかない。映画では相手にやられることが多かったので、前が見えなくて苦労したところがたくさんありましたね。

勝也:映画で大変だったのは、ワンカット長回しで撮ったアクションでしょう。何よりも!

宮原:あれはすごく大変でした~。3体のアマゾンを相手に、駆除班と4C部隊が入り混じりながら戦う一連のシーンがあるのですが、私は勝也さんの次に動くという段取りだったんです。まずテストがあって、ヨーイ、ハイッって声がかかったら、勝也さんがいきなりコケて……。後について行かないといけないのに、コケているので私がずっと(アクションに)入れないんです(笑)。

勝也:へへへ、すいませんでした(笑)。足下に濡れた木とかが転がっていて、「滑らないように気をつけてくださいね」って言われた瞬間に転んでましたね。

宮原:勝也さんすぐコケるんですよ(笑)。

勝也:そうなんです。

俊藤:でも本番だと、NGもなくうまくいったんだよな。

宮原:久々に3人での連携プレーができて、楽しかったです。

――3人ということは、田邉さんは……。

田邉:そうです。僕だけみなさんと一緒にそのときのロケには行っていません。

俊藤:フクはずっと別撮りのカットが多かったんだよね。

田邉:車を運転していたり、後方からライフル銃でみんなを支援していました。

勝也:都内から長野(ロケ地)にいる俺たちを支援してくれていた!

俊藤:都内から銃で狙って、長野に届くという(笑)。

田邉:基本、単独で頑張っておりました(笑)。

――田邉さん演じる福田は、駆除班メンバーの中でも特に女子人気が高いとうかがいましたが、実際のところどうなんですか。

田邉:ええ、本当ですか?

勝也:勝也 今朝のイベントに来ていた方たちがTwitterでつぶやいているのを読んでも、そんな感じでしたよ(笑)。

俊藤:フクの役どころはね、スナイパーでメガネで寡黙。これはもう、パーフェクトなんだよ(笑)。

田邉:いやあ、いい役にしていただいたのは(小林)靖子さんの脚本と石田監督の演出のおかげです!

俊藤:女子が好みそうなキャラそのままだから。

勝也:イベントに小さなかわいらしい女の子がやってきて、俺らがみんなそろっているのにフクさんだけ見てて、握手して帰っていきましたからね。ええっ!?って思いましたよ(笑)。

俊藤:お前(田邉)がハマりすぎてるんだよ。その頭身で、ブスっとしている表情が似合ってるし(笑)。

勝也:カッコいいですよね。

田邉:なんですか、日ごろから俺がブスっとしているみたいな(笑)。

俊藤:まあ、役作りが上手くいってるってことだよね。俺が好きなのは、Season1の最初のとき、望の援護でフクが銃を一発撃ったあとのラフな態度だね(笑)。あのカット、大好きなんだよ。「撃ちましたよ、早く次やってくださいよ」みたいな。

田邉:あそこは自分で観ていても、ずいぶん力が抜けているな、ダルそうだなって思いました(笑)。