毎月大きな機能追加を行っているLINEのClovaですが、3月のIFTTT対応に引き続き、4月にはフィリップスのスマート電球「Hue」への対応を果たしました。これは同社が新たに発表したホームIoTサービス「Clova Home」の第1弾にあたり、今後もさまざまなメーカーのスマート家電と連携していくとしています。

  • Clova Homeは、Clova対応デバイスから、インターネットに接続できる家電の音声操作が行えるホームIoTサービス。第1弾としてフィリップスのスマート電球「Hue」に対応しました

「Clova Home」という枠組みができたことは歓迎すべきことですが、スマート家電との連携は相手メーカーの協力が不可欠で、今後どれだけの家電製品への対応が実現するのかは、まだ未知数です。今回ひとまずHueへの対応を果たしたことで、Amazon EchoやGoogle Homeと同じ土俵に立てるようになりました。これから順調な広がりを見せるかどうか、半年、一年といったスパンで見ていく必要がありそうです。

「ねぇクローバ」や「クローバちゃん」で反応するように

ちなみにClovaではこれ以外にも、新しいウェイクワードが追加されるという、既存ユーザにとっては嬉しいアップデートもありました。具体的には、Clova WAVEとClova Friendsで「ねぇクローバ」というワードが使えるようになったほか、Clova Friendsについてはさらに「クローバさん」「クローバちゃん」というワードも利用できるようになりました。

  • ウェイクワードの設定は、「LINE Clovaアプリ」右上の「端末アイコン」から、「呼び名」アイコンをタップすることで設定します

これまでデフォルトに設定されていた「クローバ」というウェイクワードは、発音がシンプルなだけに、誤認識が起こりやすいという指摘があっただけに、これまでClovaの誤反応に辟易していたというユーザは、試してみる価値があるかもしれません。なお、これらのワードは排他利用となるため、「ねぇクローバ」を選んだ場合は「クローバ」では反応しなくなることは、注意したほうがよさそうです。