いま急速に市場が広がるスマートスピーカーの軌跡をまとめる短期連載「スマートスピーカー関連ニュース一気読み」。前月に起こったスマートスピーカー関連ニュースをまとめてお届けしています。今回は「2018年4月」編です。 |
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3月末にAmazon Echoシリーズの一般販売が開始されたことで、4月は久々にスマートスピーカーが大きく注目を集める月となりました。AmazonのタイムセールではEchoが割引販売されるなど、これまで招待制で数量を絞って販売してきたのが嘘のような拡販攻勢もみられたほか、ちょうど一般販売と前後して登場したTP-Linkのスマートプラグ「HS105」が人気を集めるなど、Echoの関連製品も活発な動きを見せました。
丸型ディスプレイの「Echo Spot」、まもなく国内でも販売?
そんなAmazon Echoに関連して、4月に起こった動きのうち見逃せないのが、カナダとインドで相次いで、日本未発売モデル「Echo Spot」の販売が始まったことです。
「Echo Spot」は本体前面に搭載された丸型ディスプレイにさまざまな情報を表示できるモデルで、時計を表示した姿はさながら目覚まし時計のようなルックスなのが特徴です。もともとは米国で2017年12月に発売されたモデルですが、日本と同様にこれまで未発売だったカナダとインドで、この4月に相次いで投入されました。
注目したいのは、これまでAmazon Echoに関連してインドで起こった動きは、約1カ月後に日本で起こるというパターンが見られることです。最近では、インドでAmazon Echoが招待制から一般販売へと切り替わった約1カ月後の3月末に、日本でも一般販売が開始されたという事例があります。またカナダでの展開は、日本での展開とほぼ時期がかぶっているという実績もあります。
これらの傾向からすると、日本でも近々、このEcho Spotの販売が始まる可能性は、極めて高いと言えます。いまのところ日本国内では液晶画面に情報を表示できるスマートスピーカーはないだけに、Echo Spotがその第一弾になるか、注目したいところです。ちなみにEcho Spotは現時点ですでに技適を取得済みであることが明らかになっており、ソフトウェアの部分さえクリアされれば、日本への投入にあたって支障はないものと見られます。