3,000円台の格安モデル、1万円台前半の低価格モデル、2万円以上の高性能モデルを比較すると、写り方はかなり違うのが分かりました。
格安の製品は当たり外れが多いのですが、今回試したGenios ドライブレコーダーは明らかに“ハズレ”だと感じました。筆者は、この記事を書き終えたあとに自分で使うつもりで購入したのですが、画質の悪さや画角の狭さなどから、今後も継続的に使いたいとは思いません。メニュー画面の日本語が変で分かりにくいですし、説明書もペラ紙1枚のみ。メーカーが分からないことから、サポートも期待できません。値段に魅力を感じたとしても、入門者にはおすすめしにくい製品だと感じます。
一方、大手メーカーの1万円台前半の低価格モデルとして挙げたユピテルの「WD300」は、画質はそこそこながらドライブレコーダーとしての機能は不満がなく、普通に使えると感じました。メーカーの保証やサポートも受けられるため、万が一の時にも安心できます。高性能モデルとは明確な画質の差が感じられましたが、夜間やトンネル内といった暗い場所での撮影を気にせず、パソコンなどで拡大表示しない限りは気にならないでしょう。
2万円超の高性能モデルとして挙げたケンウッドの「DRV-830」は、画質の高さと画角の広さが頭1つ優れていました。価格が高いのが欠点ですが、これらを重視するのであれば無理してでも買って後悔はしないでしょう。
(文・写真/田代祥吾)