販売する商品を選定するうち、自然と早苗さん自身も吉章さん同様にカレーが好きになっていく。これまでに千何百食以上もご当地レトルトカレーを食べてきて、今でも一日1食は欠かさずにカレーを食べているという早苗さん。せっかくなので、筆者のように毎日あくせく働いているビジネスマン向けのカレーをいくつかピックアップしてもらった。
なお、商品の特徴をわかりやすくするため、それぞれのカレーを★(五つ星が最高)を用いて独断でジャッジしてみた。購入時の参考にしてみてほしい。
あっさり系ビーフカレー
まず紹介してもらったのは、静岡県の銘柄牛肉・朝霧牛をふんだんに使った「富士朝霧牛 ビーフカレー」(税込560円)だ。
「このカレーは熟成肉を使っているので、香りがよく旨みも強いお肉です。ルーも特段辛くありません。スタンダードな『洋食屋のカレー』です。お値段も控えめですが、ちゃんとお肉を楽しめます。ただ、そんなに脂っこくないので、夜遅くに帰宅して食べたとしても、胃もたれしません」
ビーフカレー好きの男性は多いはず。仕事終わりの体に牛肉をチャージすれば、一気に疲れも吹き飛びそうだ。
辛さ: ★★★☆☆
脂っこさ: ★★★☆☆
インスタ映えチキンカレー
宅飲みする際におすすめなのは「ひねキングカレー」(税込650円)。骨付きモモ肉が1本まるまると入っているのは、なんともインパクト大だ。
「卵を産み終えた後の鶏なので、身が締まってぷりぷりした感じのさっぱりした肉質です。このボリュームもすごいですよね。お肉でお酒を飲んで、残ったルーにご飯を入れてカレーとして楽しむという方も多いです。650円でおつまみとカレーの2種類が味わえます」
仕事終わりの家での一杯がいつも以上に豪華になること間違いなし。写真をインスタグラムなどのSNSに投稿すれば、反響も大きそうだ。
コストパフォーマンス: ★★★★★
ボリューム: ★★★★★
上司が喜ぶビーフカレー
「近江牛カレー 超絶」(税込1,620円)は、滋賀県産の高級ブランド牛として知られる近江牛をふんだんに使用したぜいたくなカレーだ。
「このカレーは、目上の方への誕生日プレゼントとして購入されている方も多いですね。お肉は『認証近江牛』を使用しているのですが、近江牛の中でも特に品質の高いものしか『認証』を名乗れません。そして、銘柄牛を使ったカレーの中では、珍しいくらいにお肉がたっぷり入っています。これだけお肉を入れているので、ときどき『肉が確保できない』といって、販売を休止されることもあります(笑)」
役職の高い上司や目上の人でも、高級ブランド牛ならば喜んでくれるはず。また、大きな仕事をやり終えた自分へのご褒美として食べるのもいいだろう。
高級感: ★★★★★
お肉ゴロゴロ感: ★★★★★