Schoolworkにはもう一つの機能がある。生徒たちがPagesやKeynoteなどでレポートや課題に取り組んでいる場合、先生は生徒のレポートに進捗をリアルタイムでチェックでき、教室内にいるかどうかにかかわらず、書類を共同編集したり、Apple Pencilで注釈を書き加えられる。
iWorkアプリケーションは既に共同編集機能を実装しており、今回のイベントでApple Pencilをサポートする廉価版iPadを披露すると同時に、手描き入力や注釈機能を取り入れた。これらのアプリをSchoolworkから利用することで、先生によるリアルタイム添削が可能になるのだ。
また生徒の進捗を確認するためのFaceTime通話なども実装されており、教室で授業を共有する生徒だけでなく、例えば通信制高校のような遠隔教育環境での活用も拡がるだろう。
特に先生は、Macなどを使わず、iPadが1台あればこれらのサービスを利用することができる。これは日々の授業のための「道具」がシンプルになるだけでなく、先生のトレーニングにかかる労力を軽減することにもなるのだ。