「ヘルシーファット」とは何か
「春、キレイをはじめよう」とうたったキャンペーン。その企画の背景には、あるキーワードが存在する。それが「Healthy fats」(ヘルシーファット)。日本でいう「不飽和脂肪酸」のことだ。
プレスリリースによれば、「ヘルシーファットとは、欧米で注目されている食と美容・健康に関するトレンドです。無理に脂肪の摂取を減らすのではなく、不飽和脂肪酸を適量摂取することで悪玉コレステロールを減らしたり、動脈硬化を防ぐなど健康につなげられるという考え方です」とのこと。つまり、これまで一様に「悪」とみなされてきた栄養素「脂肪・脂質」を避けるのでなく、むしろ上手に活用しよう、「取り入れよう」という発想の、積極的な美容・健康法だ。
フレッシュネスの調べでは、「#Healthy fat」「#Healthy fats」という英語のハッシュタグが付いたInstagramの投稿件数は80万件以上。日本語「#ヘルシーファット」の件数は、4月上旬時点でわずか7件しかない。うち2件は筆者が上げたものだ。
そんな、国内ではまだまだ注目されていないトレンドに、フレッシュネスバーガーがいち早く反応した。こうして生まれた新商品が「サーモンアボカドサンド」である。スモークサーモンとアボカド4分の1個をタマゴサラダとともに挟み、バジルソースをアクセントに添えたサンドイッチだ。
「サーモンアボカドサンド」はスーパーアンチエイジングサンド
メイン食材の「アボカド」、バジルソースに使われる「オリーブオイル」には「オメガ9」(オレイン酸)が、「サーモン」には「オメガ3」(α-リノレン酸)という不飽和脂肪酸がそれぞれ含まれ、美肌やアンチエイジングといった美容効果も期待できる――というのがその触れ込み。身体によいはたらきをする脂肪・ヘルシーファットの「三大食材」とも呼ぶべき、「アボカド」「サーモン」「オリーブオイル」を駆使したスーパーアンチエイジングサンドイッチである。
「オメガ3脂肪酸で血中コレステロールを下げ、血流促進」「ビタミンEの1,000倍にもなる抗酸化力アスタキサンチンで免疫力UP!」などなど、特に女性には興味津々の情報ばかり。女性はこうした「食べ合わせを考えるのが好き」と話すのは、同社商品開発部マネージャーの逆井里奈さんだ。美容と健康を気づかいながら、ヘルシーフードを「オシャレ」に食べて、空腹だけでなく「心も満たして」欲しい、満足して欲しい。そんな思いから、この「食×健康・美容」というテーマを考案した。