中古ショップではさまざまなiPhoneが売られていますが、未使用品の流通量や価格の相場は機種ごとに異なります。そこで、未使用品や中古品のスマホを取り扱っているじゃんぱら 秋葉原本店の山中雄一氏に、iPhoneの各シリーズの販売状況や人気の度合いをうかがいました。
未使用のiPhoneが安くほしい!という新生活者にお薦めなのがiPhone SEですね。片手サイズの持ちやすさが底堅い人気を持つ定番モデルです。一見すると非力に感じるかもしれませんが、基本スペックはiPhone 6sとほぼ同等なので、多くのアプリがまず不満なく使えます。UQ mobileモデルやワイモバイルモデルをSIMフリー化した未使用品が潤沢に入荷しており、3万円台前半の手ごろな価格で入手できます。
ちょっと状況が厳しいのがiPhone 7ですね。2017年秋のiPhone 8/8 Plusの発売当初は未使用品が多く入荷して相場が下がりましたが、現在は未使用品の入荷がかなり少なくなり、相場はiPhone 8に近い水準で高止まりしています。中古品は流通量が多く掘り出し物が見つかりますが、未使用品はお買い得感に欠ける印象ですね。
iPhone 8は最新モデルということもあって、コンスタントに売れています。入荷数は多いのですが引き合いも多いため、未使用品の値動きはほとんどありません。しかし、新品よりもおおむね1割以上は安く買えるのでオススメです。
5.5型液晶を搭載するiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusは、新品の販売台数があまり多くないこともあり、中古品ですら少量しか入荷しないのが実情です。たとえSIMロック解除済みの未使用品が入荷しても高値になる傾向が強いので、残念ながらあまりお買い得とはいえませんね。
iPhoneシリーズのフラッグシップといえるiPhone Xは、一時は強い品薄状況が続きましたが、現在は相場や流通量も落ち着いてきました。未使用品は新品に比べて1割弱は安くなっているので、買い得感はそこそこといえます。