Amazon Echo以外のスマートスピーカーでも、使い勝手を大きく変える機能追加がいくつかありました。
LINEのスマートスピーカー「Clova」では、大掛かりなアップデートがひとつありました。それはWebサービス「IFTTT(イフト)」に対応したことです。複数のWebサービスやデバイスを連携させられるIFTTTは、すでにGoogle HomeやAmazon Echoは対応済みですが、今回新たにClovaも対応しました。
これにより、「Facebookの写真に自分がタグ付けされたら通知」や「会社や学校を出たらClovaデバイスに通知」といった具合に、ほかのWebサービスと連携して、通知が受け取れるようになります。Clovaにこちらから呼びかけるのではなく、Clovaから利用者に呼びかける格好になるのが特徴です。
Clovaはほかのスマートスピーカーに比べるとマイクの聞き取り性能が弱点と言われていますが、この機能はマイクの性能とは関係なしに動作しますので、新たな使い道が拡がることが期待できます。ちなみに利用可能なアプレットは、いまのところ8種類が公開されています。
Google HomeがBluetoothスピーカーと連携!
いっぽう、Google HomeおよびGoogle Home Miniでは、外部のBluetoothスピーカーに出力できる機能が新たに追加されました。これにより、内蔵のスピーカーでは音質に満足できない場合に、グレードアップが容易に行えるようになったというわけです。またグループ化の設定を併用することで、Amazon Echoの新機能と同様、複数のスピーカーによる同時再生も可能になります。
またGoogle Homeでは、一度の呼びかけで複数のアクションをまとめて実行できる「ルーチン」機能も新しく追加されました。Amazon Echoではすでに「定型アクション」として実装されていますが、こちらは天気やニュースの読み上げのほか、今日の予定を教えてくれるなど機能が多めです。いまのところ利用できるのは米国のみですが、日本でも早期の実装を望みたいところです。