そんなAmazon Echoですが、海外では新しい機能が続々と発表されています。ひとつはウェイクワードなしに複数の指示を連続して行える「フォローアップモード」、もうひとつはAlexaの音声による返事をビープ音で代替する「ブリーフモード」です。いずれもAlexaとの対話を簡潔化できる機能で、日本語版でも早期の実装が待望されます。

すでに海外で実装済みだった機能で、日本版に新しく搭載されたのが、グループ化した複数台のEchoで同時に音楽再生を行える「マルチルームミュージック」です。複数のEchoを所有していて、各部屋で同時に音楽を流したいユーザにとっては、使いどころのある機能でしょう。ちなみにチャンネルを左右で分けてステレオ化する機能ではありませんので、間違えないよう注意したいところです。

  • Amazon Echoシリーズ。大型のものがEcho Plus、中型がEcho、最も小型のものがEcho Dot

突然笑い出すAlexa、「ラフ(笑って)」と聞き間違う?

一方、Amazon Echoを巡っては海外でトラブルも発生しました。それはAmazon Echoが、何も呼びかけていないのに突然笑いだすという、ちょっと奇妙な不具合です。

同社はこの問題を、Alexaに対する呼びかけを「Alexa,laugh(笑って)」と誤解することで起こるものとし、笑ってよいか尋ねるというワンクッションを追加して対処したと発表しましたが、実際には呼びかけなしで笑い出したという報告も多数あり、真相は闇の中です。ちなみに日本語版では、いまのところこの問題は確認されていません。