KDDIは4月5日、新社長の就任会見を開催しました。4月1日付けで代表取締役社長に就任した高橋誠氏は、目指すビジョンに「通信とライフデザインの融合」を掲げ、「ワクワクを提案し続ける会社にしていきたい」と抱負を語ります(※高橋氏の「高」は、はしご高が正式表記)。
ユーザーと通信、ライフデザインをつなげていく
高橋氏が京セラ入社後、後にKDDIの母体となる第二電電に入社したのは1984年のこと。KDDIではコンテンツ事業や新規事業を中心に担い、直近では経営戦略本部長として会社を牽引してきました。
KDDIでは、ライフデザイン事業を強化していく方針を掲げています。これについて、高橋氏は「通信とライフデザイン事業を『融合』していきたい。コマース、金融、電力、ヘルスケア、エンタメといった同心円状にある事業をパートナー企業と一緒に創造していき、お客様価値を高めていきます。円の中心には通信と、通信でつながったお客様がある」と説明しました。
技術をどう体験に変えていくかが「勝負」
第5世代移動通信システム(5G)が商用化され、また今後はあらゆるモノの中にインターネットが入る時代が訪れます。他方、人工知能の研究も進んでいます。このように5G、IoT、AIなどの最新技術がサービスに結びついていく”大変革時代”を迎えるにあたり、高橋氏は「これに全力で取り組んでいく」と決意をあらたにします。そして「技術をお客様体験価値にどう変換していくかが、勝負どころになる」と話しました。
では実際に、どういった「ワクワク」を提案していくのでしょうか。