初代M-1はピュアに音楽を聴くためのイヤホンでした。その簡潔さはとても好感が持てたものの、マイクやリモコンを付けてハンズフリー通話にも対応して欲しいという声は、M-1の発売後、ファンから絶えず寄せられていたそうです。
EARIN M-2には、左右合計4基のマイクが内蔵されました。左右1基ずつがハンズフリー通話用です。残りの1基ずつは、周囲の環境音をモニタリングしながら音楽を聴いたりハンズフリー通話をしたりと、「オーディオトランスペアレンシー」のために設けています。
リモコンはボタンタイプではなく、左右本体の側面パネルにタッチセンサーを内蔵。このコンパクトなスペースによくぞリモコンを乗せたものだと、驚いてしまいます。マルチタッチで音楽再生・通話応答、ボイスアシスタントの呼び出しが可能。
センサーの感度はものすごく高いわけではなく、操作を受け付けるスイートスポットは正円形パネルの真ん中あたり。エッジは反応しないので、たとえばイヤホンの着け心地を直すために、M-2側面に触れただけで音楽が止まってしまうような誤操作は避けられます。